トガニ韓国社会の底知れない闇
- 高下 豊光
- 2021年11月26日
- 読了時間: 1分
---実話映画「トガニ」が伝える衝撃
「トガニ」は、ある聴覚障害者学校で実際に起こった性的虐待事件を映画化し、社会に波紋を起こしたサスペンスドラマだ。

郊外の学校に赴任した美術教師のイノは、寮の指導教員が女子生徒に体罰を加えている現場を目撃する。
やがて、その女子生徒が校長を含む複数の教員から性的虐待を受けていることを知ったイノは、その事実を告発し、
子どもたちとともに法廷に立つ決意を固める……
韓国では本作の公開で事件が広く知れわたり、その聴覚障害者学校が閉鎖されるなど社会現象を巻き起こした。
世間には泣ける映画はいくらでもある。 そしてこれは紛う事なき泣ける映画だ。
私に「悔し涙」がこれほど出る映画は、初めてかも知れない。 救いがたいほど悲惨で、しかも結末は不条理とくる。
韓国では、障がい者に対する扱いがことさらにひどいのだろう。それはわが日本でも同様かもしれない。 社会派映画の可能性を示すとともに、映画によって社会を変革できるのかが試される。。
見逃した人には激しくおススメする。
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