韓国の危機ではない、日本の現状だ
- 高下 豊光
- 2021年11月11日
- 読了時間: 2分
まるでカースト制度と云われる韓国の現状がある。
所得格差が劇的に拡大しているのだ。

韓国映画「スノーピアサー」には、恐るべき描写がある。
絶望へと向かう韓国社会を暗示している、という噂の映画だ。
「グエムル 漢江の怪物」「母なる証明」などで知られる韓国の鬼才ポン・ジュノが、欧米のキャストを招き、初めて手がけた英語作品。
再び氷河期へと突入した近未来の地球を舞台に、生き残った人類を乗せて走り続ける列車の中で起こる抗争を描く。
2014年、地球温暖化を防止するため78カ国でCW-7と呼ばれる薬品が散布されるが、その結果、地球上は深い雪に覆われ、氷河期が再来してしまう。
それから17年後、かろうじて生き延びた人々は「スノーピアサー」と呼ばれる列車の中で暮らし、地球上を移動し続けていた。
列車の前方は一握りの上流階級が支配し、贅沢な生活を送る一方、後方車両には貧しい人々がひしめき、厳しい階層社会が形成されていた。そんな中、カーティスと名乗る男が自由を求めて反乱を起こし、前方車両を目指すが……
本作品で描かれる近未来は、何も架空のホラーではない。今ここにある危機なのである。
そして、それは何も韓国だけではない。少子高齢化に悩むわが日本の未来にも起こりうるのだ。。
この作品は、ポン・ジュノ監督が有名俳優を多数キャスティングしていることでも話題になった。だが、監督作品の中では一番ユーモアに欠けている、登場人物にも感情移入出来なかった作品という評価がある。
監督の世界観などは好きだし、面白いところもある。列車内のヒエラルキーなどからはポン・ジュノらしさを感じられますが、他の作品と比べるとあまり個性が活かされていなかったように思う。
作品としては駄作というところ。ただし、ここで紡ぎ出されるメッセージには、スルー出来ない怖い現実がある。日本人にとっては、すぐそこにある危機でもある。
非正規雇用社員の拡大、結婚難民化する独身者、激増する離婚、生産される貧困シングルマザー。やれやれ。

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