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金子文子という大正時代の衝撃

  • 執筆者の写真: 高下 豊光
    高下 豊光
  • 2021年11月16日
  • 読了時間: 3分

金子文子と朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト

---朴烈と金子文子の愛と革命


2017年製作/韓国 原題:Anarchist from the Colony 配給:太秦

監督:イ・ジュニク

主演:イ・ジェフン

大正時代の日本に実在した無政府主義者・朴烈と日本人女性・金子文子の愛と闘いを描いた。


舞台は、1923年の東京。

朴烈と金子文子は、運命的とも言える出会いを果たし、唯一無二の同志、そして恋人として共に生きていくことを決める。


しかし、関東大震災の被災による人びとの不安を鎮めるため、政府は朝鮮人や社会主義者らの身柄を無差別に拘束した。

朴烈、文子たちも獄中へ送り込まれてしまう。

社会を変えるため、そして自分たちの誇りのために獄中で闘う事を決意した2人の思いは、日本、そして韓国まで多くの支持者を獲得し、

日本の内閣を混乱に陥れた。そして2人は歴史的な裁判に身を投じていく。

ジェフンが朴烈役を、「空と風と星の詩人 尹東柱(ユン・ドンジュ)の生涯」のチェ・ヒソが金子文子役を演じるほか、金守珍ら「劇団新宿梁山泊」のメンバーが顔をそろえる。2018年・第13回大阪アジアン映画祭では「朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト」のタイトルでオープニング作品として上映された。


「ストーリー」

社会主義者たちが集う有楽町のおでん屋で働く金子文子は、「犬ころ」という詩に心を奪われる。

この詩を書いたのは朝鮮人アナキストの朴烈である。

出会ってすぐに朴烈の強靭な意志とその孤独さに共鳴した文子は、唯一無二の同志、そして恋人として共に生きる事を決めた。

ふたりの発案により日本人や在日朝鮮人による「不逞社」が結成された。

しかし同年9月 1日、日本列島を襲った関東大震災により、ふたりの運命は大きなうねりに巻き込まれていく。

内務大臣・水野錬太郎を筆頭に、日本政府は、関東大震災の人々の不安を鎮めるため、朝鮮人や社会主義者らを無差別に総検束した。

彼らも例外ではなかった、朴烈、文子たちの「不逞社」も検束されたのだ。

社会のどん底で生きてきたふたりは、社会を変える為、そして自分たちの誇りの為に、獄中で闘う事を決意する。

ふたりの闘いは韓国にも広まり、多くの支持者を得ると同時に、日本の内閣を混乱に陥れていた。

そして国家を根底から揺るがす歴史的な裁判に身を投じていく事になるふたりには、過酷な運命が待ち受けていた。。


愛し合う金子文子と朴烈は、ともに無政府主義に身を投じた。 あの時代に、女性が女性として生きることには、言葉を絶する難しさがあっただろう。 学べない状態に、学びたいと6歳にして飢えていた金子文子。 親にも身内にも、邪魔者として扱われていたような文子が死を決意した時に目に入る情景を文にているところはとても美しい。 文子は、死のうと思ったのが12歳。しかし、目に入ったのは美しい自然の、平和な様子であった。 『祖母や叔母からの無情な冷酷からは逃れられる。けれど、けれど、世にはまだ愛すべきものが無数にある』 そして、命の意欲をどこかにはけ口を見出さなくてはいけないと感じたと書いている。 なんという12歳、なんという早熟さなのか。 自力で学び、読み書きができた時に、社会主義者の書物を読んだ時にも、ここに書いてあることは、みんな知ってる。

自分で経験してきたと言ったそうだ。

大正時代に意識の高い日本女性がいたものだ。

金子文子について歴史で教わっていない?

 
 
 

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