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視聴率という殺人、自殺教唆

  • 執筆者の写真: 高下 豊光
    高下 豊光
  • 2021年12月31日
  • 読了時間: 3分

マスゴミに殺される出演者

---「テラスハウス」を配信、フジテレビの予定調和


誰が悪いのか、テラスハウス出演者自殺問題。

この配信番組内で、人気女子プロレスラーの「木村花さん」が、視聴者から連日誹謗中傷されて自殺した。

そのバッシングは、連日100通を超えていた。

フジテレビは、コロナ自粛のため新規の収録が不可能となったので、そのバッシングのもとになった番組を再放送している。

結局、それがバッシングを増幅させる原因になったのだ。これを出演者を破滅させるための「予定調和」という。

連日、100人を超える視聴者から攻撃されたのだ。「消えろ、死ね、気持ち悪い、気色悪い、顔も見たくない」など。

これが1ヶ月近く続いたのである。これで健全な精神状態を維持できるほうがおかしい。

このネットによる匿名の集団リンチは、国会でも取り上げるに至った。

所属事務所では、法的処置を検討中という。

フジテレビ社長は、テラスハウスには、台本も過剰な演出もない、と明言した。

だが、それはおかしいと店長は思っている。

あの「笑点」でさえ台本があるのだ。国会答弁でさえ台本がある。

社長が本当に台本はないと思っているとすれば、はっきりいって社長失格である。

テレビ局は、広告費で経営が成り立っている。だからこそ視聴率を大事にするのだ。

テラスハウスの制作担当者は、自殺者を出して初めて視聴率を取れる。

そのように考えたとしても不思議ではない。だから、木村花さんを利用した。

悪役女子レスラーを演じていた木村花さんが、イメージよりもナイーブな性格で、本当の木村花さんは、

むしろ傷つきやすいことをわかっていた。彼女がバッシングを受けていることを知った製作者は、とどめを刺すべく、再放送まで行うのだ。

お分かりだろうか。これがテレビ局の「予定調和」なのである。

フジテレビの社長は、この件に関して、立場上は謝罪できなかった。

おそらく制作を担当していた下請け業者に責任を押し付けて幕引きを図るだろう。

これは、数年前のTBSが誘発した「坂本弁護士一家殺害事件」と同じなのだ。

このころから、「マスゴミ」と称されるようになったのは、記憶に新しい。


TBSは、その後に死刑に処されたオウム真理教代表の麻原彰晃をスター扱いした。

その影響で入信した会員も一人や二人ではない。TBSの罪は地球よりは重いものであった。

地下鉄サリン事件では、いったい何人が犠牲になったのか。

フジテレビは、テラスハウスの配信中止を発表した。

それは、自殺問題が表立ってしまったからである。けっして「木村花さん」を不幸にも死なせたことによるものではない。

彼らにはカエルの面にションベンの類だ。誰も責任など感じてはいないのだ。

大事なのは、視聴率が取れたかどうかであったのだから。

この自殺問題は、木村花さんへの誹謗中傷よりも、むしろ「リアリテイショー」という番組制作にあると思う。

誹謗中傷より、この番組制作への規制を優先させるべきではあるまいか。

昨年の報道だが、「リアリテイショー」の出演者は、海外で38人もの自殺者を出しているのだ。

それをフジテレビ関係者が知らないはずがない。

むしろ「早く犠牲者が出てくれないものか」と期待していたのだ。

「もう、人間なんて嫌だ。消えてしまいたい」

演出のつもりだったけれど、ちょっとやりすぎたかも、と悔やんでいた木村花さんの心模様がわかる気がしている。

 
 
 

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