西城秀樹とバーモントカレー
- 高下 豊光
- 2021年11月29日
- 読了時間: 2分
テレビコマーシャルにはその時々の人気タレントがCMキャラクターに起用され、ハウス食品を代表する一大ブランドの浸透に寄与している。

その中でも西城秀樹(出演:1973年 - 1985年)との関わりは非常に深い。
CMソングの元祖は、作詞野坂昭如・作曲いずみたくのゴールデンコンビが生んだ『バーモントカレーの歌』。
歴代のCMタレントに歌い継がれたが、西城出演時代の途中から「♪ハウスバーモントカレーだよ」の歌い出しが有名な歌に変わり、「ハウスといえばバーモントカレー」のイメージを広く浸透させた。
キャッチコピーの“ヒデキ、感激!!”は、後年広く引用・パロディ化されている。
1980年のパッケージリニューアル以降(河合奈保子共演時代)は、河合による「♪リンゴとハチミツ ハウスバーモントカレー」で終わる曲に変更された。
西城がバーモントカレーのCMキャラクターを降板したのちも西城とハウス食品とのつながりは深く、先述の「ジャワカレー」「ハウスポテトチップス」「六甲のおいしい水」(現・アサヒ飲料「おいしい水 六甲」)など、ハウス食品の他製品のCMにも起用されたほか、西城の結婚(2001年)に際しては西城と夫人の2ショット写真がプリントされたオリジナルのバーモントカレーが挙式の引き出物として配られた。
また、西城の還暦記念イベント(2015年4月13日)の際にも「ヒデキ、 感激!」というせりふをもじった「ヒデキ、還暦!」のコメントがプリントされたオリジナルのバーモントカレーがコンサートのお土産として配られた。
2018年5月16日に西城が急性心不全で死去。
西城の死去に際してハウス食品は「CMは大変好評をいただき、そのおかげもあって今日カレーライスが国民食とまで言われ、皆様に愛されるようになりましたものと大変深く感謝しております。」とするコメントを発表した。また西城の葬儀・告別式では会葬御礼としてバーモントカレーが配られた。
店長の私は、若き西城秀樹を広島フラワーフェスティバルのステージで見ている。
歌っていたのは「YMCA」だった。
脳梗塞で倒れたのち、彼は復帰を夢見て懸命にリハビリに取り組んでいた。
それは、2020東京五輪では、国立競技場の大観衆の前で、「YMCA」を歌うという目標を掲げていたからである。
全盛時には、熱狂的なファンがいた。マイク・スタンドのパフォーマンスは、西城秀樹がオリジナルである。永ちゃんではない。空中からの登場も、炎を使った演出も秀樹が最初だった。
記憶に残る歌謡シーンが、いくつも作られている。
最後の夢も叶えて欲しかったと残念に思う。
注意:この項はWikipediaから1部を引用しました。お礼申し上げます。
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