苦境の"タニタ"を救ったNHKの番組
- 高下 豊光
- 2021年9月19日
- 読了時間: 2分
NHKの人気番組、サラリーマンNEOに救われた健康器具メーカーがある。

体重計や体組成計などのメーカー「タニタ」は、業績が低迷して経営危機に苦しんでいた。
そして2009年、転機が訪れる。 NHK人気番組「サラリーマンNEO」の世界の社食からというコーナーでタニタの社員食堂が紹介されたのである。
タニタ社食の「おいしく、お腹一杯食べても痩せるメニュー」が大反響をよぶ。
そして、「タニタ社員食堂のレシピ」として出版された。出版の成功は思わぬ効果をタニタの従業員に及ぼすのだ。
従業員たちは、初めて「レシピ」がビジネスになることを知ったのである。
その中で、「タニタ食堂のレシピ」を事業化するというアイデアが生まれたのだ。
こうしてタニタのレシピを提供するレストラン事業がスタートする。
業績が低迷中のタニタの社員たちは、自分たちは体脂肪計のメーカーである、という発想から抜け出せなかった。だから、いくら会議を重ねても斬新なアイデアは出なかった。
ところが、レシピ本のヒットで彼らを縛っていた固定観念が瓦解する。「そうか、料理のレシピが商売になるのか、いっそレシピ本を出してはどうだろうか」
タニタは、体脂肪計のメーカーではない、健康を追求する会社なのだ。それからは、様々な意見が出るようになった。
レストラン事業のほかに、シェフ育成事業、タニタ・コーヒー販売事業など矢継ぎ早に成功するのであった。
タニタは経営危機を脱し、社内に活気が戻っていた。もう、うつむいている社員はどこにもいなかった。
会議では、楽しみな意見が出るようになった。
それもこれもNHKの人気番組サラリーマンNEOのおかげである。

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