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若年層の失業率20%というベルギー社会

  • 執筆者の写真: 高下 豊光
    高下 豊光
  • 2021年12月11日
  • 読了時間: 2分

カンヌ映画祭パルムドーム賞受賞、2005年製作のベルギー・フランス合作映画

「ある子供」の背景を探る。


「ロゼッタ」「息子のまなざし」などで高く評価されてきたベルギーのジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟が監督・脚本・製作を手がけ、2度目のカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した人間ドラマ。

20歳の青年ブリュノは手下の少年スティーブと盗みを繰り返し、盗品を売りさばいた金でその日暮らしの生活を送っていた。ある日、彼と18歳の恋人ソニアの間に子どもが生まれる。

ソニアはブリュノに真面目に働いてほしいと頼むが、彼にその気はない。しかもブリュノはソニアが目を離した隙に、我が子を金で売ってしまい……。

20歳のブリュノと18歳のソニアのカップルは、生活保護給付金とブリュノの盗みから得た金で生計を立てていた。二人に子供が出来たとき、ソニアはブリュノに真面目に働くようにと紹介された仕事を教えるも、ブリュノはそれを断ってしまう。

ある時、ブリュノは子供と外で二人っきりになったのをきっかけに子供を養子として売ってしまい、それを聞いたソニアは卒倒してしまう。ブリュノは子供を取り返すもソニアは激しく怒っており、ブリュノを家から追い出してしまう。

その後、ブリュノが再び盗みを働いた際に子分の14歳のスティーブが捕まってしまい、ブリュノが自首して捕まるのであった。

この作品の背景には、若年層の失業率が20%というベルギー社会の現実がある。

グローバリゼーションのもとで顕在化した「弱者としての若者」は、もはや世界共通の問題となっている。

この舞台は日本ではなかった--胸をなでおろしていたのだが、国内では、残酷な通り魔事件が起きていた。

…映画はまだ希望がある、少なくとも映画には……

 
 
 

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