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"美魔女"アイドル松田聖子の罪と罰

  • 執筆者の写真: 高下 豊光
    高下 豊光
  • 2021年12月26日
  • 読了時間: 3分

カリブ・愛のシンフォニー

1985年4月13日(土)公開

この作品が、熱愛にあった「郷ひろみ」を撫で切り、乗り換えた神田正輝に深いトラウマを与える発端となった。


「カリブ・愛のシンフォニー」とは、どのような作品だったのか。振り返ってみたい。

「映画のストーリー」

ファツンョンデザイナー、沢木彩は、人間関係に疲れ勤め先を退社し、メキシコへやって釆た。世界的有名なデザイナー、最首俊輔を訪ねるためであり、また、15年前、行方不明になった画家であった父親がメキシコにいる事を知ったからだ。


彩は案内役である日系三世の建築家、ミツアキ・フカヤと空港で知り合った新聞社特派員の松永治と共に、わずかな手掛りを頼りに父親探しに奔走する。

そして、辿り着いた父の住む街で、彼の死を知った。翌日、帰国するため、空港にいる彩のもとにミツアキが現われ、「お父さんが何故、この地に命を捧げたか納得できるまで、自分の目で確めるんだ」と彼女を連れ戻した。

ミッアキに街中を案内され、彩はいつしか、筆とスケッチブックを手にとっていた。そして、最首の配慮でアトリエを与えられ、憑かれたようにデザイン画に取り組みはじめる。ミツアキは、上司の家に下宿しておりそこの娘イルマは彼を愛していた。アトリエを訪ねた最首は、彩のデザイン画を見て感嘆し、彼のオート・クチュールで発表しようと約束した。

彩はこの歓びをミツアキに知らせた。彼は彩を自分の一番好きな場所に案内し、ある城の悲しくも美しい愛の伝説を話して聞かせる。

お互いに惹かれるようになっていた二人は、愛を確め合った。ある日、彩はミツアキの案内でイルマの誕生パーティに出席した。嫉妬するイルマは、彩にミツアキの子供を宿していると嘘の告白をする。

たまらなくなって街に戻った彩を、ミツアキが追いかけ、その晩、二人は結ばれた。

「明日、結婚しよう」とプロポーズするミツアキ。翌日、花嫁姿の彩は、父の住んでいた街の教会でミツアキを待つ。そこに彼が衝突事故に遭ったという知らせが入る。駆けつけた彩は、動かないミツアキを見て気を失う--

--撮影ロケ中に松田聖子が体調を崩すという裏話があった。

その時神田正輝は、献身的に看病したという。

作品と現実が不思議に交錯した。

松田聖子の内面を支配してきた「郷ひろみ」が消え、代わりに「神田正輝」が色濃い存在になってしまった。


神田正輝は、郷ひろみとは違って、スターぶることはなかった。なぜなら神田正輝は、郷ひろみのように自分を演じる必要はなかったからだ。

松田聖子は、神田正輝といるときには、聖子を演じる必要はなかった。そのままの自分でよかった。

松田聖子は、人気絶頂期のこの二人を身勝手に"なで斬りする"結果を招いてしまったのだ。

店長は、この日の聖子の体調不良は、彼女の策略、つまり仮病ではなかったのだろうかと推測している。

彼女は、郷ひろみにはデビュー前から憧れており、レコード会社も同じCBS/ソニーを選択したのだ。


数々のスキャンダルを踏み台にして、松田聖子は無敵化していた。

少なくとも、まったく新しいアイドル像を創出することに成功した、不世出のアイドル歌手なのである。

では、神田正輝に残したトラウマとは何だろうか。

端的に云って「もう女は、懲り懲り」であった。。

 
 
 

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