経済状況を左右するキリスト教の罪と罰
- 高下 豊光
- 2021年9月20日
- 読了時間: 2分
プロテスタント、カトリックの国々には、経済状況に顕著な違いが見られる。
経済状況の比較的悪い国は、カトリックの国であるという。
例を上げると、スペイン、イタリア、フランスだ。

その一方、比較的良い国はプロテスタントの国々である。
例えば、ドイツ、オランダ、イギリスはそこそこ経済が良い。
これは世界経済が不景気に陥った時に顕著に現れる。
早々と立ち直れるのはプロテスタント諸国だ。
ところがカトリック諸国では経済の停滞が長引いてしまう。
では、いったい何が両者の違いを生んだのだろうか。興味深いのでここから見ていきたい。
堕落していたカトリックの聖職者たちは、欲望に溺れたあげくマルチンルターの怒りを買ったのだ。
ここにおいて「宗教改革」を標榜したルターのプロテスタントが生まれるのである。
そして、カトリックでは認めていなかった利潤や金利を初めて認めたのが、このプロテスタントである。
当時、高利貸しというものは悪い人間がやるものと相場が決まっていた。そのためか、きちんとした銀行が存在していなかったという。利息を取るものは地獄に落ちるとされていたのだ。
有名な戯曲「ベニスの商人」は、この社会的背景がある。社会学者マックス・ウエーバーは、プロテスタントは教義を変えたと指摘している。
利潤や金利は正当な労働の成果であれば決して悪い事ではないと、彼は正しい事であると評価したのだ。
かくして資本主義が生まれたのである。

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