生産性に悩む前に読め!
- 高下 豊光
- 2021年10月25日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年10月26日
あなたは、もう読んでいますか?

初版はイスラエルの物理学者「エリヤフ・ゴールドラット」博士による。なんと1984年である。
すると、たちまち全米で250万部を売りきっている。全世界では1000万部を超えるのだ。
ところが、なんと日本語版は17年も後のことであった。
何故かと云えば、その博士は日本語版出版に異を唱えていたのである。
その博士は、日本語版の解説の中で、出版を留め置いた理由を明かしている。
いわく「ザ・ゴール」の日本語版が出版されると、世界経済が破滅してしまうので許可できなかった、と述べている。
では、もう少し詳しく読んでおきたい。
「日本人は、部分最適の改善にかけては世界で超一流だ。その日本人に全体最適の手法を教えてしまったら、
貿易摩擦が再燃して世界経済が大混乱に陥る」
しかし、「ザ・ゴール」日本語版が出版された2001年には、日本経済は脅威でも何でもなかったのである。
1984年当時には、家電・自動車・パソコン・カメラなど世界を驚かせた日本製品が大津波のようにアジア、欧米を襲っていた。
「エリヤフ・ゴールドラット」博士は、日本企業を当時の常識でいえば正当に評価したのだろう。
でも日本企業からは、アップル・グーグル・マイクロソフト・アマゾンも生まれはしなかった。
「ザ・ゴール」は、小説として読んでも面白い。
では、全体のあらすじを見ていきたい。
主人公アレックス・ロゴは、米国の機械メーカーの工場長である。そして彼は、工場が目立って低下していくその「生産性」に悩んでいた。
さらに、追い打ちをかけるように、本部の方針が発表される。猶予は3ヶ月である。3ヶ月で工場を建て直して欲しい。達成できなければ、この工場は閉鎖する、という究極の方針であった。
そんな中で、アレックス・ロゴは、偶然学生時代の恩師「ジョナ」に出会う。(このジョナは著者「エリヤフ・ゴールドラット」博士の代弁者となっている
彼との談笑のなかで思いがけず、工場立て直しのヒントを得ていく。
この物語は、やがてハッピエンドを迎える。アレックス・ロゴの工場はその後も好成績を記録し、稼ぎ頭となる。

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