死刑になりたくて凶行?
- 高下 豊光

- 2021年11月11日
- 読了時間: 2分
映画「葛城事件」の元ネタ
---池田小襲撃事件の震撼

赤堀雅秋監督作品
三浦友和主演
無差別殺人事件を起こした加害者青年とその家族、加害者と獄中結婚した女性が繰り広げる壮絶な人間模様を描いたドラマだ。
親が始めた金物屋を継いだ葛城清は、美しい妻・伸子と共に2人の息子を育て、念願のマイホームも建てて理想の父親を演じていた。
「こんなヤツ、いる、いる!」と、ジワジワ染み出してくる狂気に観客がやられてしまう。
父親の清が筆頭だが、強烈な清に飲み込まれ、周囲の人々もまた徐々に異常な思考へ傾倒していくさまも恐ろしい。
一見理想的な家族でありながら、清の抑圧的な支配が、長男を思ったことが言えず自分を追い込んでしまう人間にする。
さらに、次男を内面にドロドロとした憎しみを抱えた引きこもりにしていく。
そして、彼らの母を無気力な思考停止人間に変えていってしまうのだ。
そうした状況は、やがて次男が無差別殺人を引き起こすという大きな悲劇を招く。
ただでさえおかしかった葛城一家の生活はさらにすさみ、死刑囚となった次男と獄中結婚する「嫁」まで現れる始末だ。
物語は、壮絶な事態へと突入していく。
正直、救いなど全く無い映画だ。
視聴者は、最後まで重い気持ちで観るしかない。
幸せな家庭を築くための反面教師的な映画だろうか。
池田小襲撃事件は、まだ記憶にある。
犯人は小柄な女子児童を狙って刺殺した、とうてい許せない事件であった。
三浦友和が狂気の父親を熱演している。
私は、この父親には、先日重い判決が下された千葉県の小学4年生の娘への虐待死事件を思い出した。
さまざまな意見があると思う。
見逃した人には激しくおススメ。。

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