時代は、仏教思想の「輪廻転生」
- 高下 豊光
- 2021年12月13日
- 読了時間: 1分
「時代」(じだい)は、中島みゆきが作詞・作曲した歌。
1975年に中島みゆき自身によって発表され、同年に中島みゆきの2作目のシングルとしてキャニオン・レコードからリリースされた。

その後も別バージョンがたびたび作られ、アルバムやシングルに収録されている。また、他の多くの歌手によってもカバーされている。
さらに、この曲は日本の歌百選に選ばれた。名曲として、何度聞いても色あせない。
♬今はこんなに悲しくて 涙もかれ果てて もう二度と笑顔には なれそうもないけど
♬まわる まわるよ 時代はまわる
喜び 悲しさ くりかえし
今日は別れた 恋人たちも
生まれ変わって めぐりあうよ
この歌には、実は仏教思想の「輪廻転生」といった崇高な意味が隠されている。
ある一定の歳月を経て 別れた恋人同士が生まれ変わって、再度巡り合う。
さらに、病に倒れた旅人は、生まれ変わって
再び旅を続けるのだ、と説いている。
喜びと悲しみを、そして別れと出会いを永遠に繰り返す---それが真実だと、時代という歌は物語っている。私は、いまさらながら中島みゆきの才能に震えが止まらない。
その真実を言い当てた描写に心が打ち震えない人がいるだろうか。いるわけがない。
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