日清食品CM、炎上上等の高等戦略
- 高下 豊光
- 2021年9月21日
- 読了時間: 2分
カップヌードルの「OBAKA'S UNIVERSITY」と名付けたCMシリーズの1つで、不倫騒動を起こしたタレントを起用。その内容が「不謹慎だ」と批判され、約1週間で放映中止に追い込まれたのだ。

それにもかかわらず、同社は「OBAKA」や「CRAZY」というキーワードを前面に出し、大胆なマーケティングを打ち出し続けている。
日清食品の宣伝や広告には自虐ネタなどのボケがふんだんに盛り込まれ、あえて突っ込まれる“隙”をつくっている。
深澤勝義取締役は、若者から、『日清は安定的に狂っている』と言われる、と目を細める。
日清はなぜ、「狂っている」と言われるのか。そして、なぜ、そんなマーケティングを展開するのだろうか。
日清食品のCMは、炎上商法と呼ばれる。
話題性のあるタレントをあえて起用する高等戦術である。
おバカ大学の第1回目は、不倫タレント矢口真里に危機管理の権威として登場願った。
"矢口准教授"は「二兎を追うものは一兎も得ず」との経験則を語るのだ。
さらに、芸術協力学部新垣隆教授は、佐村河内に似た男性の背後で指導するようなカットが映し出されている。教授はゴーストライターとして世に出た作曲家である。
この不倫騒動で物議をかもした矢口真里起用であるが、「不倫を肯定している」
などと視聴者からの苦情が相次いだという。
矢口真里のCM契約料は、不倫騒動のせいで底値まで落ち込んでいた。
日清食品には、お得な買い物であった。しかも絶大な宣伝効果をもたらしたのである。

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