すべての新興宗教はカルト化していく
- 高下 豊光
- 2021年12月24日
- 読了時間: 2分
女優の「清水富美加」を覚えておられますか。

彼女は、新宗教「幸福の科学」の信者で、芸能界を引退している。
「幸福の科学」とは、東京大学出身で大手商事会社の社員だった「大川隆法」が1986年に組織した宗教団体だ。
宗教法人化する前の「幸福の科学研究所」は、私は、ある種の自己啓発団体か、あるいは精神修養団体だと思っていた。大川隆法の著作物をよく読んでいたし、好意的に考えていたのだ。
ところが、宗教法人挌を取得し、なにやらカルトめいたおかしな新興宗教に鞍替えしてしまった。
一時期、「オウム真理教」がライバル視していたほどだ。
やがて、信者となった広島出身の人気歌手「小川知子」が登場し、私は呆れかえり、さらに驚いた。
宗教は、その一面では人を不幸にするものだとも云えるだろう。
「清水富美加」は、二世信者であり、親からその教義を教えられて育っているので、もう善導する方法が無いのだ。彼女は、その不幸な生き方から逃れるすべはない。
何故、不幸かと云えば、大川隆法の家族がバラバラになっているからである。
このような話がある。
大川隆法の長男である「宏洋」氏が、週刊文春の取材に対し、出家することになった「清水富美加」と結婚するようにと再三迫られていたという。
これを長男は固辞して2017年に教団を追放されたそうだ。
大川隆法は、長男と結婚させるために、清水富美加を芸能事務所から辞めさせたらしい。
困ったものだ。長男の態度に彼は怒り狂ったと云われている。
大川隆法は、教団の組織化に成功したが、自分の家族の組織化には失敗したのだ。
すでに大川夫妻の離婚は成立している。
彼は、自身本当に「神」だと思っていたのか、妻を「魔物」呼ばわりしている。
神と魔物がひとつ屋根の下で暮らせる訳がないだろう。離婚するも当然か。
父・大川隆法は、長男を「堕天使」と蔑み、次男を「妖怪」呼ばわりした。
さらに三男は「カラス天狗」とされ、兄弟3人そろって教団から追放した。
大川隆法によれば、「我は神なり」だそうである。だが、その家族は魔物ぞろいなのだ。
これを"カルト教団"と云わずしてなんと呼ぶべきだろうか。
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