救いのない"野島ドラマ”の慧眼
- 高下 豊光
- 2021年11月10日
- 読了時間: 2分
救いのない"野島ドラマ”「この世の果て」の慧眼
2020コロナ蔓延を予見した、下層漂流・転落への直滑降

1994年フジテレビ放送
野島ドラマでも最高峰の救いのない物語だ。
ところが、このドラマはコロナ禍の疲弊に苦しむ日本を見据えていた。
再放送されたときは、最終話の死体遺棄シーンがカットされていた。
在では放送NGのデンジャラスシーンがてんこ盛りなのだ。
今では想像できないほどの高視聴率。もうやるせなくてストーリーを追うのも憚られる。
凄すぎのキャストを紹介する。 主演の二人が三上博史と鈴木保奈美 さらに準主演の二人が桜井幸子と豊川悦司 桜井幸子は野島ドラマの申し子だ。
鈴木保奈美は「東京ラブストーリー」以来の当たり役。 そして豊川悦司。 彼は、少し脇に下がった方が味がある。
三上博史もこの時期にはひときわ輝いていた。 他の役者が、脚本の強さから逃げ腰になり、細かい表情や小手先のごまかしに救いを求めるところを彼は真っ向からそのドラマに対峙していく。
だから「野島伸司的奈落の底」への大展開を見せても、視聴者は一緒に落ちていくことが出来たのだ。 三上博史という役者個人の演技が信頼できたからではないだろうか。
可能であれば、DVD野島ワールドパックを売り出してほしい。
もう、二度と見たく無いだろうか。日本人の下層への転落は珍しい事ではなくなったからである。やれやれ。

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