政府が作った風評被害の底知れぬ憂鬱
- 高下 豊光

- 2021年9月10日
- 読了時間: 2分
1996年、大阪府堺市の園児が死亡した。原因は、O157菌による集団感染であった。
厚生省は、「原因食材として、カイワレ大根が疑われる」と発表する。

菅直人氏が厚生大臣であった。カイワレ農家が受けた被害は大きく、破産者が相次ぎ、自殺者まで出る騒ぎとなった。
なにしろ、そのカイワレ大根は、一斉に市場から姿を消す事態となったのだ。
ところが、その後、カイワレ大根からは、原因菌は検出されなかった。
風評被害の拡散を怖れた厚生省には、非難が殺到した。
やむなく、菅直人大臣は、カイワレサラダを報道陣の前で食べるというパフォーマンスを行った。今になって考えると、厚生省のフライングであったと思う。
カイワレ業者にとっては、いい迷惑と云えた。あの件は、どうなったのだろうか、気にはなる。
当時、菅直人は、鳩山由紀夫らと民主党を立ち上げるより前であった。その頃から構想を練っていたのだろう。
だから、厚生大臣で名前を売っておく必要があったのだろう。そのための、カイワレ農家いじめだったと思われる。
不幸にも自殺してしまった方には、厚生省は、謝罪すべきであったと考えるのだ。民主党は、その後に自民党から政権を奪取する。
ところが、あまりにも短命で終わってしまった。これは、カイワレ大根の呪いだったのだろうか。

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