投資詐欺「リッチランド」事件の憂鬱
- 高下 豊光

- 2021年9月10日
- 読了時間: 2分
「預けた金が倍になる」と持ちかけて出資者から現金をだまし取ったとして、警視庁などの合同捜査本部は、詐欺容疑で健康食品販売会社「リッチランド」(東京都北区)の佐伯万寿夫会長(当時61)ら17人を逮捕した。

合同捜査本部は、配当の見込みがないのに架空の投資話で出資を募っていたことが詐欺に当たるとみており、1万人から集めた総額約500億円の流れを解明する。
消費者が被害に遭う近年の詐欺被害としては、栄養補助食品の販売事業への投資を募った「八葉グループ」(02年摘発、推定被害1549億円)や「足裏診断」の「法の華三法行」(00年摘発、同950億円)に次ぐ規模。
調べでは、佐伯容疑者らは04年2~6月、東京都新宿区のホテルなどで事業説明会を開催。豊島区の飲食店経営の女性(当時59歳)ら7人に対し、「金額に応じて出資金が5年間で2~2.5倍になる。必ずもうかる」と持ちかけ、現金計4600万円をだまし取った疑い。
「海外の探検家と契約して沈没船を引き揚げ、積み荷の金貨や陶器をオークションにかけて利益を得ている」「安全性の高いペットボトルのキャップの特許を取得した会社と提携した」「経済発展で地価が暴騰しているロシアやルーマニアの不動産投資で、すごい利益が得られる」などと架空の投資話を宣伝。「50万円のコースに参加すれば5年間で2倍の100万円、300万円のコースなら2.5倍の750万円になる」と、高利の配当を約束していた。
同社は出資者を会員としてマルチ商法も展開。新たな会員を募った既存会員に報酬を渡すなどして出資者を増やしていた。04年春ごろには資金繰りが悪化。実質的には新規の出資金を既存会員の配当に回すなどの「自転車操業」だったという。
警視庁は昨年5月、被害者の多い福岡、静岡両県警と合同捜査本部を設置。態勢を強化して捜査を進めてきた。静岡県内では投資した約40人が同社などを相手取り、約2億円の損害賠償を求めて民事訴訟を起こしている。
民間信用調査機関によると、同社は99年11月に設立、資本金2000万円。02年11月期の売上高は20億円。
ネズミ講は、破綻するものだ。名前は悪くはないが、沈没船と云った時点で詐欺確定だ。
こんなものに騙されてはいけない。

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