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投資USBマルチ商法詐欺事件

  • 執筆者の写真: 高下 豊光
    高下 豊光
  • 2021年9月13日
  • 読了時間: 3分

「私が誘った後輩から“先輩、一生恨みます”と言われました。彼は大学も辞め、音信不通です。儲け話に乗って“USB購入”に誘ったことを後悔しています」


現在、都内の大学院に在籍する青木孝之さん(仮名)は、自分がしでかしたことを深く悔やんでいる。自身も最初は、被害者だった。


「大学4年のとき、友人から投資家を紹介され、老後に必要なお金の話などを聞きました。


そのなかで持ちかけられたのが、バイナリーオプションの話です」と前出の青木さんの話だ。

バイナリーオプションとは、為替金融商品の一種で、円安か円高を予想し、予想どおりに為替が動けば儲かるシステム。「95%は負けるが、勝ち組の5%に入るやり方がある。それがこの中にある」と青木さんの目の前に出されたのが57万円の「USBメモリ」である。投資経験もなかった彼は、興味を持ってしまった。

USBは、パソコンやスマートフォン内のデータを記録し、持ち運ぶことができる便利なアイテム。問題のUSBを冒頭の青木さんから見せてもらったが、重要な情報が入っているからといって50万円というにはあまりにもお粗末なものだった。

バイナリーオプション投資であれば、無料で入手できる。ただし、優劣を問わなければの話だが。国民生活センターにはすでに多くの相談が寄せられていて、昨年度の相談件数は810件。その半数は20代の若者からの相談だった。大半が都内で下宿生活をする学生だったという。

マルチ商法などに詳しいリンク総合法律事務所の紀藤正樹弁護士は、「詐欺に当たるかは、商品の中身や売り方などにもよりますが、高額であることを考えると悪徳商法の類だろうと思います。泣き寝入りせず、すぐに消費生活センターなどに相談することが重要です」と話している。

このUSBメモリに金融取引の必勝法ソフトを埋め込み高額で売りつける“USB詐欺”だが、渋谷、新宿などのカフェで日常的に勧誘が行われているそうだ。

渋谷でも、「あと30人誘え」「1000人くらい友達がいればできますけど」といった男女の会話を都内のカフェで頻繁に飛び交ったという。

違法すれすれのグレーな手口と、よく練られたマニュアルがあるのか、トークもうまい。バイナリーのサイントレードは、ソフトの作成ならだれでもできる、FXよりも簡単である。それを高額で売りつけると、その学生はその友人に声を掛ける、つまりマルチである。

専門家がUSBに記憶されたソフトを調べてみると、中身は評価もできない改ざんソフトであった。間違いで利益を生み出すこともあるだろう。それに友人を子ネズミにした学生は、何人かは実際に儲けただろう。

金融・情報リテラシーの低い日本人には、騙されても仕方がないかと思われる。使い始めると地獄を見る、そんな投資ソフトだ。

もし、それが巨万の富を生み出すのであれば、人に売るようなことはしない。こっそりと自分だけで使うはずだ。その程度のことも分からないとは。世も末だ。


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