幼少期に秘密マイケル・デルの奇跡
- 高下 豊光
- 2021年9月21日
- 読了時間: 3分
マイケル・デルはデル社の会長兼CEO(最高経営責任者)である。
ご存知の方も多いでしょう。
1984年、わずか1,000ドルの資金を元手に、デル社を設立する。

彼は、既存の中間業者を介さず、カスタム・メイド(注文生産)のコンピュータ・システム製品を直接エンドユーザーに販売するという、当時では画期的なビジネスモデルをスタートさせた。 この革新的なダイレクト・マーケティングのアプローチと、業界初のサービス&サポートのプログラムを生み出したことにより、デル社は世界で最も支持されるコンピュータ・システム・カンパニーとなった。
さらに、ITおよびインターネットの構築を図るユーザーに最良の製品とサービスを提供する企業となった。
創業以来18年間で、同社の売上は、なんと年600万ドルから直近の4四半期では354億ドル規模まで成長する。 デル社の驚異的な成長を導いたマイケル・デルには、これまでに数多くの賞が授与され、そのビジョナリー・リーダーシップを称えられている。
2001年には、Time/CNNによる最も影響力のあるグローバル経営者25人に選ばれ、またChief Executive Magazineによる "2001 Chief Executive of the Year"にも選出されている。 その成功は、幼少期に秘密があった。
マイケル・デルは、1964年2月23日にテキサス州ヒューストンで生まれた。また彼の両親は、米国へ移民してきたユダヤ教の信者でもあった。あの古銭商から金融帝国ロスチャイルドを起こした先祖の物語が頭をよぎる。
彼は、小さな頃からテクノロジーや色々な小道具に興味を示し、15歳のころにはアップルコンピュータを自分で購入し、それがどのように動いているのか、解体して自身の目で確かめている。
また、少年時代から新聞の購読者を集める仕事をしたり、それらバイトで得た金を株や貴金属に投資している。まるで生まれながらの投資家である。日本人にいるだろうか。
さらに、最も購読契約をしてくれる可能性のある人は、持ち家を購入して定住している人や、結婚したばかりの若い世代の人であるという発見をするのだ。
その発見をもとに、家のローンの申し込みなどから名前を探し、ターゲットを絞って購読契約募っていた。
当時、彼はまだ中学生である。その時の彼の収入は18,000ドル。日本円にして180万程度。彼の当時の収入は歴史や経済の先生の収入よりも上回っていたという。
一度は、小売業者を介した販売を行っていたが、その間違いに気付いた彼は、すぐ本来のダイレクト販売に戻している。2,000年初めにハイテク業界が打撃を受けたが、デルは、そのダイレクトな供給網で安定的な利益を生んでいた。やがて、インターネットは、マイケル・デルの後を追うかのように世界に羽ばたいていくのである。

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