宴の後の寂しさは、都心不動産の暴落?
- 高下 豊光
- 2021年9月15日
- 読了時間: 2分
金メダルラッシュに沸いた2020東京五輪も終わった。
なんとなく、宴の後の寂しさを感じてしまう。
そういえば、森トラストの森章社長が言った言葉を思いだすのだ。

東京五輪の後、オフィスビルやマンションは、難しい局面を迎えるに違いないという。
森社長は、「オリンピックの崖」として警戒している。しかし、コロナウイルスによる感染拡大で五輪特需はやって来なかった。五輪中も外出自粛要請が行われていたのだ。
宴の後というより、宴さえなかったのである。森社長の心配も杞憂に終わったと見るべきだろうか。
今までの経験則は通用しない世の中だ。だが、日本の都市部では不動産価格がおおむね値上がり傾向にある。
特に「局地バブル」と言ってもいい東京の都心部や湾岸エリアと川崎市の一部などでは、アベノミクスが始まってから顕著な値上がり現象が認められた。ここ2年ほど、その動きは地方都市や東京都心の周縁部にまでおよび、その傾向は路線価や公示地価の動向によっても裏付けされている。
こういう流れの中で「不動産はそのうち暴落するよ」と云われても、多くの人にとってはリアリティーがない。
しかし、それはもう避けられない未来としか思えない。今のわれわれは、航路の先に巨大な氷塊が見えているタイタニック号の中で、悠然と宴を楽しんでいるようなものなのだ。
私の知人は、某誌の編集者だが、20代の終わりに一念発起して、郊外の海辺の街に7000万円でマンションを購入した。その後、バブルが崩壊。10年後にそのマンションを売却したが、その時には2000万円台になっていたそうだ。
もちろん、ローンは残債となって、今でも彼にとって小さくない支出となっている。これは平成バブルが崩壊した時のお話だ。都心部では、タワマンの売れゆきが良すぎるほどであった。なぜかといえば、中国人の投資家が買い漁っていたからだ。彼らの投資は、永久に続くものではない。いずれ売却される。そうなったときに何が起きるだろうか。不動産の暴落である。
やれやれ、どこへいく日本。

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