実録「黄色い星の子供たち」の憂鬱
- 高下 豊光
- 2021年11月12日
- 読了時間: 2分
仏政府がナチスに協力、1万3000人のユダヤ人弾圧
2010年製作/フランス・ドイツ・ハンガリー合作

原題:La Rafle 配給:アルバトロス・フィルム
監督:ローズ・ボッシュ
主演:メラニー・ロラン、ジャン・レノ
1942年、フランス政府によって行われたユダヤ人一斉検挙「ヴェル・ディヴ事件」を題材にしている。
過酷な運命に翻弄(ほんろう)された子どもたちの視点から描いた真実の物語だ。
フランス国内で長年タブーとされてきた同事件の全ぼうを、一斉検挙された子どもたちの中で生き残った数少ない人物の証言などを基に、元ジャーナリストのローズ・ボッシュ監督があぶり出している。
舞台は、1942年ナチス占領下のパリ。
ユダヤ人は胸に黄色い星をつけるよう義務付けられ、公園や映画館、遊園地への立ち入りが禁じられていた。
それでも11歳のジョー(ユゴ・ルヴェルデ)と家族、隣人たちは、ささやかな暮らしは続くと信じていた。
同年7月16日、フランス警察によるユダヤ人一斉検挙が始まり、およそ1万3,000人もの人々がヴェル・ディヴ(冬季競輪場)へと送られる。。
映画は、その国が長く秘匿していた歴史的事実を暴き出してくれる。
この作品は、フランス政府がタブーにしていたナチスによる迫害の紛れもない一コマであった。
懸命に生きようとする少年の姿には、だれもが感動する。
主演のメラニー・ロランは、祖父がアウシュビッツ収容所で命を落としているそうである。
それも何かの縁なのだろうか。彼女は、台本を渡されたとき、苦しくなって息ができなかった、と後にインタビューで答えている。
見逃した人には激しくおススメ。

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