奇跡のリンゴ大反響を呼んだ奇跡の物語
- 高下 豊光
- 2021年9月13日
- 読了時間: 2分
NHK「プロフェッショナル---仕事の流儀」で放送され
大反響を呼んだ奇跡の物語。

それが、絶対に不可能と云われた「リンゴの無農薬栽培」の成功である。
この「奇跡のリンゴ」は2年間放置しても腐ってカビが生えたりしないのだ。
いや、むしろ水分が抜けて甘い干し菓子のようになる。
世界にたった一つしかない「リンゴ栽培」に成功した「木村秋則」さんであったが、
その挑戦は苦難の連続だった。
農薬散布の翌日からは、奥さんは決まって体調を崩し寝込んでいた。
「この農薬は人体に強すぎる。農薬・肥料漬けのリンゴが人体にもいいわけがない」
そして、ある時、ふと書店で1冊の本と出会った。
それが「無農薬栽培」であった。
彼は、悩み苦しんだ末にある決心をする。
「無農薬」で「リンゴ」を作るのだ。
この常識を超えた無謀な試みに、奥様は無言で同意してくれたが、問題があった。
なぜなら翌年から、リンゴの収穫がなくなり1家の生活がどん底におちいるのだ。
仕方なく、木村さんは、農作業の合間にはバイトをした。
庭の雑草でさえ家族で食べた。
家族総出で害虫駆除を行った。だが無農薬にすれば害虫が増える。
次第に「リンゴの木」が枯れていった。
木村家の農園だけが荒れていった。
「やっぱりダメなのか---」
木村さんは落胆した。
常識には抗えなかった。生活もままならない。
気が付けば木村さんは、1本のロープを持って山中に彷徨っていた。
適当な「枝ぶり」を探していた。
自殺するためであった。
そして、「運命」の発見をする。
「首吊り用のロープ」を掛けようとしたとき、そのロープがあらぬ方へと飛んでしまった。
拾いに行くと1本の「どんぐり」の木があった。
木村さんはふと思った。
「このどんぐりの木には農薬もなく化学肥料もない。なのになぜ?」
木村さんは、その土に気が付いた。
踏んで見るとふかふかして柔らかい。思わず口に含んでみた。
その土には「自然のいのち」が感じられた。
「これだ!この土をリンゴ園で再現するんだ!」
木村さんは、もう死のうとしていたことも忘れていた。
だが--それからも苦闘の連続であった。
周囲は彼を「狂人扱い」した。
今度の木村さんは、やり方が間違っていないという確信があった。
さらに数年の後、木村さんのリンゴ園は花盛りになったのである。
そして、ここに「奇跡のリンゴ」が生まれた。
「狂人」という非難を浴びようと、あきらめずに続けること。
その先に「栄光」がある。
「木村秋則」さんこそ「奇跡の人」である。
人生を諦めてはいけない--奇跡は起こせるのだから。

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