変わる雇用、奴隷的終身雇用の憂鬱
- 高下 豊光
- 2021年9月16日
- 読了時間: 2分
かつての"サラリーマン"という雇用形態は消滅しつつある。
戦後の日本は、奇跡的ともいえる経済復興を成し遂げ、中国には抜かれたものの世界第三位のGDPを打ち立てている。それらの中核を担ってきたのが、その会社員たちである。

今までの会社員は、たいてい30代となると個別住宅、あるいはマンションを取得した。そのための住宅ローンの返済は、年齢による定期昇給を基準に設計された。しかも完済まで退職金を見込んでいた。ところが、この前提が崩れ始めてきたのだ。
2050年の驚愕する世界が姿を現している。慶応大学教授の金子勝氏が、この来る将来の日本を予測している。
その予測を覗いてみよう。決して悪い冗談ではない。あと30年後の日本社会だ。
まず、非正規雇用者は70%を超える。サラリーマンはもういなくなるのだ。
単純作業は、ロボットがせわしなく24時間も働いている。銀行は半減している。女性のパート労働者の受け皿がここで減っている。
さらに少子高齢化の問題がある。2054年には、合計出生率は0.1まで低下し、次の世代はいなくなる。
衆議院選挙の投票率は2050年にはゼロになる。ここで日本の民主主義は完全に崩壊する。
また、若年層で年金を払う人がいなくなるのだ。人生設計など、まず立てられない。
こうした不安は、「会社への忠誠心」に如実に現れている。日本では、この「会社への忠誠心」が世界平均よりも大幅に低いのだ。まだある、女性の貧困化が進んでいきそうなことである。
まだモラルの段階に過ぎないが、男女の経済的格差が恐ろしいほどに拡大する。
特別な技能があれば別だが、40歳を過ぎて定職に就くのは至難の業である。
まず、できるところから実行しよう。
いざという時に困らないように、金融リテラシーを高めることだ。
わずかでも積立預金を続けて、投資の種銭作りから励行しよう。

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