地方アイドル『愛の葉Girls』の自殺
- 高下 豊光
- 2021年12月18日
- 読了時間: 2分
愛媛県松山市を中心に活動するご当地アイドル『愛の葉Girls』のメンバーだった大本萌景さん。

"農業アイドル"と呼ばれ、一見すると地味そうだが、全国区デビューも噂されたほどの逸材だったという。
彼女が自殺したのは2018年3月21日のことだ。
所属事務所による過重労働やパワハラが原因だとして、10月12日に母の幸栄さんは、娘の所属先だった『hプロジェクト』などに9200万円の損害賠償を求める訴訟を松山地裁に起こしたという。
"ヤクザまがい"の芸能事務所は、この「hプロジェクト」だけではない。まだ記憶に新しいが、不審な自殺を遂げた「上原美優」が所属していたのは、関東連合の一派だ。彼女は、最低の月給で酷使されていた。ろくに休日ももらえなかった。
大本萌景さんは、スタイルもよく、また笑顔はチャーミングで申し分なかった。彼女は、東京に進出しても十分やっていけただろう。なにゆえ16歳で死を選ばなければならなかったのか。
「女性セブン」2018年11月8日号に、注目すべき記事が躍った。
大本萌景さんは、義父の性的ともいえる嫌がらせに苦悩していたという。
彼女は義父の"性奴隷"にされていたのだろうか。
ここに来て、義父への風当たりが強まっているそうな。
「それにしても、なんて薄汚い世界だろうか、大人の世界って」
そう呟きながら彼女は絶命した。
この清純派アイドルに、相応しい世界ではなかった。
Comments