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出前館創業者の天国と地獄

  • 執筆者の写真: 高下 豊光
    高下 豊光
  • 2021年9月15日
  • 読了時間: 3分

出前館創業者花蜜伸行氏の地獄

ウーバーイーツと激しい覇権争いを繰り広げる出前館。創業者の花蜜伸行氏は、相場競争に一敗地に塗れていた。

緊急事態宣言下の巣籠もり生活に欠かせない「ネットで宅配」というビジネスモデルを日本に定着させたのは、その出前館の創業者、花蜜幸伸(はなみつこうしん)氏だった。

ところが、草分け的存在であるはずなのに、いまでは出前館とのかかわりを完全に断たれ、「住所不定無職」の生活を余儀なくされtている。では、創業者に何が起きていたのか。

ここでは、週刊新潮2020年5月28日号「MONEY」欄を参考に浮き沈みの激しい花蜜幸伸氏の半生を紹介する。

出前館を1999年に創業した花蜜氏は一旦、経営の一線から退くものの、13年に特別顧問として復帰する。

その際、社内での発言権を強めようと、出前館の運営会社「夢の街創造委員会」の株式を市場で買い集めた。

ところが、持ち株比率が2%から15%弱にまで増すと、意図的に株価を押し下げる圧力がかかるようになる。

この事態に、花蜜氏は「信用買い」で対抗する作戦に打って出た。保有する現物株をキャッシュに換え、知人らから10億円も借り入れて、総額30億円で250万株を信用買いで取得した。

しかし、その時点で買い支え費用に窮し、米国系ファンド「ハドソン・ベイ・キャピタル・マネジメント」に「契約日の終値から7%引き」で20万株を売却せざるを得なくなった。

ところが、ハドソン・ベイに裏工作を仕掛けられ、契約を結んだ途端に猛烈な空売りを浴び、花蜜氏は10億円の借金を抱えて破綻したのである。彼は、ハゲタカファンドに食い物にされてしまった。

この結果「出前館」は、通信アプリ大手「LINE」(3938。東証1部。東京都新宿区)と業務提携を結ぶに及ぶ。

そしてLINEとその関連ファンドに総額約300億円の第三者割当増資を行うことを明らかにしている。

LINEは予定通り4月24日に約300億円全額振り込み完了し出前館を子会社化した。

そして来る6月12日開催予定の臨時株主総会を経て、出前館の社長にはLINEから藤井英雄執行役員が就任、そして現社長の中村利江氏(冒頭写真)は会長になり、この代表取締役2人体制で、押されているウーバーイーツに対抗して行くことになる。

2016年10月、出前館は初めてLINEと業務提携。そして中村社長が代表を務める「キトプランニング」(東京都中央区)という有限会社で保有していた13・1%分と、個人投資家保有の9%弱の出前館株式をLINEは取得(これによりLINEは約22%で筆頭株主に)。キトは社は23億7600万円の売却益を得ている。

もっとも、このキト社は中村社長と、「DAWN CAPITAL」(東京都港区)という会社が50%ずつ株式保有。そして、そのDAWN社の株を当時握るのは、出前館の創業者・花蜜幸伸氏の債権者だった。

一時は花蜜氏の会社だったが、出前館が「夢の街創造委員会」の社名だった14年6月、相場操縦事件が浮上し同社株価は大暴落。その結果、花蜜氏は多額の借金を抱えることになり、それ以降、DAWN社は花蜜氏の債権者の手に渡っていた。

読者の皆さんは、たぶん、何億も動かすような投資家ではないだろうと失礼ながら想像する。

人生に一度ぐらいハゲタカファンドに狙い撃ちされるほどの投資家になってみたい。

ただし、地獄を見るのは御免だが。。


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