仏教哲学の神髄"天才バカボン"を読む
- 高下 豊光
- 2021年9月11日
- 読了時間: 2分
昭和を元気にした漫画家
「赤塚不二夫」を覚えていますか?

「これでいいのだ!」は、仏教哲学の最高のエッセンスである。
ちなみに、ビートルズの「レットイットビー」の歌詞を知っていますか。
この歌は、ジョンレノン、ポールマッカートニーがインド旅行した際に、「般若心経」に触れる機会があり、感銘を受けた彼らが歌にしたという。
ではその歌詞を示す。
♬苦境に立たされている時
神聖なる母が現れ
格言を話してくれる
「あるがままになさい」と
♬When I find myself in times of trouble Mother Mary comes to me Speaking words of wisdom Let it be
では次に本題に入りたい。
「バカボン」はお釈迦さまか?
半世紀前に『週刊少年マガジン』で連載が始まり、現在までに5回もアニメ化された『天才バカボン』は、赤塚ギャグ漫画の金字塔だ。
フジオ・プロがあった「中落合」に住んでいる設定のバカボン一家は、バカボン、弟のハジメちゃん、パパ、ママの4人家族である。
このバカボンという名前は「薄伽梵(ばぎゃぼん)」、つまりは仏に由来しているとの説が有力だ。
要は仏教を意識したギャグ漫画なのだ。
そして、「おでかけですか」と声をかけてくるレレレのおじさんは、チューラパンタカ=周利槃特(しゅりはんどく)が元ネタになっている。
お釈迦さまは教えを何も覚えられない彼にほうきを渡し、毎日僧院を綺麗にしなさいと説いている。
それ以来、彼は言いつけを忠実に守り、毎日掃除に専念し、最後には自分自身の因縁も掃き清め、悟りに至ったと言われている。
お釈迦さまは優秀な弟子もそうでない弟子も、分け隔てなく拒否せずに受け入れている。
バカボンのパパの決めゼリフの「これでいいのだ」という言葉はお釈迦さまの姿勢にも沿っているのだ。
これは「すべてをありのままに受け入れる」悟りの境地を示している。つまり般若心経の教えに見られる。
あなたの考えは、すべての出来事・存在をあるがままに前向きに肯定し、受け入れることなのだ。
それによって人間は、重苦しい陰の世界から解放され、軽やかになり、また、時間は前後関係を断ち放たれて、その時、その場が異様に明るく感じられる。すなわち、「これでいいのだ」と。

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