人生を狂わせるクロス社のFX商材
- 高下 豊光
- 2021年10月28日
- 読了時間: 3分

そのクズ商材を買うのは、FXを始めたばかりの初心者である。かくいう私も10年前ほど、まだ会社員だったころにFXを始めた。
そして最初に買ったのが、「恋スキャ」というシグナル配信をFX-jinなる人からネットで見つけて購入した。それが、現在の「クロスリテイリング」である。
私の知人は、EAの制作者として成功した人だが、何年か前に、クロスリテイリングの商材がはたして優位性があるかどうか調べたことがあった。なんと、アンケート回答者の90%が、役に立たなかったと回答している。
同社は、FX投資顧問会社として、格段に成長したようだ。社員も増えて大企業の姿に変容している。最近では、ネット広告に注目して、集中的に広告出稿量を増やしている。もうFX-jinではない。彼は、すでに現役を退き、今では、悠々自適の生活を送っている。
私が、クロスの商材を買おうとしたところ、その知人にひどく叱られた。何年か、FXの経験を積んでいるのだから、もうわかるでしょう、と。ただ、あまりにもFXサイトが賑わっているので、気になって仕方がなかった。

ただし、クロスは、詐欺を目的に運営しているのではない。良心的でもある。阿漕なことなど決してしない。だからと云って、稼げるわけではない。創業者のFX-jin氏が、自己投資だけでは限界があると気がついたのだ。商材を製作して、初心者ばかりを集めよう。
儲けられる云えば、初心者は商材に飛びついてくる。次第に次元が違うEAを開発したと宣伝文句を変えて名前を変えれば、飛ぶように売れるはずだ。その予想は、見事に的中した。
クロスリテイリングは、商材を出せばヒットしたのだ。FX−jinの本名は、山口孝志(やまぐち たかし)。1971年4月24日生まれ。
くすぶる生活の中で足を踏み入れたのが「投資の世界」であったそうだ。
最初は株式投資にトライするも、911世界同時多発テロによる暴落で大金を失うことになる。FXに出会ったのはその後だ。まだ日本でそれほど盛り上がっていない時期であったが、このFX投資に出会うことで彼の人生は大きく好転していく。
山口孝志、独学で試行錯誤を繰り返しながらFXでなんとか成績を残せるようになったという。しばらくして知人のススメで、自身のトレードスキルをベースにしたFX商材(シグナル配信)を販売した。このFX商材が大当たりする。山口孝志がFX−jinとして商材販売に活路を見出した瞬間であった。
そして大ヒットロングセラーとなる『恋スキャFX』(現在の『恋スキャFXビクトリーDX完全版』)の販売に至る。そして、2009年に投資顧問会社「クロスリテイリング株式会社」を創業し、毎年多くのFX商材をリリースするようになる。以降、FX商材販売会社として業界最大の規模を誇るトップ企業として今日に至っている。
私は、FX投資業界での彼の業績を否定しない。
だが、初心者を騙して、高額な商材を売り続ける姿勢には、一言いいたいと思う。

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