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中江滋樹事件の最大の犠牲者

  • 執筆者の写真: 高下 豊光
    高下 豊光
  • 2021年12月13日
  • 読了時間: 2分

アイドル「倉田まり子」をご記憶だろうか。


彼女は、「投資ジャーナル事件」に連座?して、マスコミによるネガティブキャンペーンによって

ズタズタにされ芸能界を去った。酷い話だ。


折しも「FRIDAY」が創刊される直前だった。倉田まり子に落ち度は一切なかったのだ。

1984年に発覚した「中江滋樹投資ジャーナル事件」は、株式投資ブームに沸く日本人に警鐘を鳴らすことになった。彼は、一般投資家から100億円を騙し取ったとされる。

「倉田まり子」は、その中江滋樹の愛人ではないかと囁かれ、キュートなイメージは"暴落した"のだった。


ちょうどその頃に、彼女は目黒区の1等地に3階建ての自宅を建てていた。これが、中江からの愛人契約ではないかと有らぬ噂が立ち、理不尽な騒動になる。マスコミ各社は、彼女の元に殺到するのだ。


中江滋樹(故人)は、兜町の風雲児という異名をとった。

裏を取れる訳がなかった。彼女は潔白だったのだから。だが、もうプライバシーも何もなかった。

彼女は、投資詐欺にもまるで関与していない。


まったく事実無根であるにも関わらず、失意のうちに芸能界を去った。

では、中江とのツーショット写真を誰がFRIDAYに持ち込んだのか。

真相は、彼女は「所属事務所」からの「制裁」を受けていたのだ。リークしたのは、彼女のマネージャーだった。

少し前になるが、「倉田まり子」は人気が沸騰し、移籍・独立を考えるようになる。

マネージャーは中江滋樹を焚き付け、倉田まり子の住宅購入資金を貸し付けさせることに成功する。

ところが、中江滋樹は曲者だった。倉田まり子に急接近するのだ。


マネージャーは、この二人が自分を差し置いて独立することを心配した。

そして、なんとかして阻止せねば、と彼は焦ったのだ。

彼は、「投資ジャーナル事件」の背後に倉田まり子がいることを匂わせて写真をリークする。

こうして、倉田まり子愛人疑惑が一人歩きしたのだ。しかも7,000万円と云われる自宅の疑惑も騒がれる。

税務署の調査で7,000万円の借用書が発見されて、愛人疑惑は収束する。

彼女は、間違いなく被害者だった。

真相は、倉田まり子への「事務所移籍」の制裁であった。

自分が知らないところで、彼女は一夜で悪女のレッテルを貼り付けられた。

こうして、世間の誰からも同情されることもなく、静かに芸能界から引退した。

 
 
 

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