中村天風「成功の実現」に学ぶ
- 高下 豊光
- 2021年11月9日
- 読了時間: 2分
人生で成功するかどうかは、心の在り方ですべて決まる。
心で感じたことがすべて現実になる。

心の積極性を失ったら成功はあり得ない。人の感情や行為は心の在り方の結果である。
心と体は自分の生命を全うするための単なる道具に過ぎず、自分の心に邪念さえなければ人間はなんだってできるという。
中村天風は、明治初期の1876年に生まれた。
「心身統一法」という心と体を統一して気力を高め、成功へと導く教えを「天風会」という団体で広めている。
歴史上の人物で東郷平八郎や元首相の原敬などにも影響を与え、経営の神様と言われる松下幸之助や稲森和夫も学んでいたそうだ。
その間戦争も体験し、スパイとして海外でも活躍し、死に目にも会うくらいの修羅場をくぐり抜けてきた人である。
また、剣術にも長けており、非常に暴れん坊だったともいわれている。
そんな中、中村天風、30歳の頃、当時は不治の病だった「結核」にかかってしまう。
いくら頑健な中村天風でも、病はこたえたらしい。
海外を飛び回り有名な医者などを訪ねてみるが、手の施しようがないとあちこちで言われたそうだ。
ところが、途方に暮れていたときに、偶然ヨガの達人のカリアッパ師という人に出会いことになる。
達人は、中村天風を見ただけで「右の胸に病を抱えているね」と言い当てたそうだ。
そのカリアッパ師に「お前はまだ死ぬような人じゃない。俺についてこい」と言われてインドまでついていき、修行をしたそうです。
また、その行動力は半端なものではない。インドでは、ヨガの達人のもとで修行に励んだという。
瞑想や滝修行をしたり、哲学的な問い等を与えられた。
また、中村天風のいう『成功』とは、単なる仕事で業績を残したりすることだけではないのだ。
人生を幸せに過ごす、生命を全うするという意味である。人間の心と体は天からの借りものだと中村天風は述べている。
人間は自分の心や体に固執しているから、悩んだりしてしまうと。腹痛を事例に挙げてこのようなことが本書には書かれている。
あなた方は「あたしのお腹が痛い」とこう言いますよ。ほんとうを言ったら、そうじゃないんだよ。あなた方の生きるために必要な道具の腹のところが痛いのを、心があなた方に報告しただけなんだ。
経営者には、引退するまでこの本を読んで欲しい。
また、すべての経営者に、資産形成を学んで欲しい。
アーリーバードのホームページへどうぞ。
そのダブルスチール投資法は、こちらから
⇒earlybird65.jimdo.com証拠金以外は無料です。
Comments