中国のネット起業テンセント躍進の秘密
- 高下 豊光
- 2021年9月16日
- 読了時間: 2分
テンセントは、AIの自動会話サービスを突如停止した。
「共産党バンザイ」という話しかけに、至極真面目な答えを返したからだという。

さらに、「中国の夢とは何ですか」という問いに「米国への移住」とそのサービスは答えるのだ。笑い話ではない。下手な芸人のネタのようであるが、真面目な話だ。
ところが、いくら当局が監視していても、このテンセントとアリババの躍進が素晴らしい。
純利益の伸び率を見ると、前年同期比でテンセントは69%、一方のアリババは94%も増えている。
中国は電話線など、旧世代での通信インフラを飛び越えて、いきなり携帯電話が流行したために、ネットのインフラが飛躍的に伸長してきたのだ。同様に資本主義社会に見られるような銀行が都市にはなかったので、ネット決済が飛躍的に伸長した。
テンセントは、1998年に設立されたIT企業である。まだ20年足らずの企業であるが、株式の時価総額は中国企業で初めて5000億ドルを超えている。円換算で約56兆円になるという。トヨタ自動車は、テンセントの半分以下なのだ。
しかも、テンセントは破格の雇用条件を出している。社員の平均給与は、約1300万円という。さらに社員が自社株をもらえるストックオプション制度がある。今の日本ではおよそ考えられない。まだある。残業すると夜食チケットが配布され、夜10時を過ぎればタクシー券をもらえるのだ。
そのためか、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学からの卒業生が押し寄せているらしい。
日本の若者は、夢も希望も無くしているというのに。
これでは、日本は周回遅れになるのではないだろうか。あまり考えたくない現実だ。

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