パレートの法則の不思議
- 高下 豊光
- 2021年10月22日
- 読了時間: 2分
パレートの法則は、イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した冪乗則である。

経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという理論。
イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した冪乗則。 あるいは、80:20の法則、ばらつきの法則とも呼ばれる。
店長の私は、世の中の事象がすべてこの法則で説明できると知って驚いている。
人間界だけではない。自然界でも同じだ。
例えば蟻の集団を観察すると面白いことがわかるのだ。本当に面白いようにわかってしまう。
蟻の集団内では、必ず20%の蟻が仕事をサボっている。それで、その20%の蟻を取り除く。すると、まじめなはずの蟻クンはどうするか。
作業効率が上がるはずだ。ところが、残りの80%の蟻クンの中から、なんと20%のサボる蟻が生まれてしまうのだ。
たとえば、ここに東大法学部の卒業生が100人いるとする。
その中の20名は、人格が破綻している。80人は健全な人格者だ。
先日、その人格破綻者の一人が検察官を辞任した。彼は、賭けマージャンの常習者であった。
もう一人は安倍総理の側近を務めている。側近が提案したのがアベノマスクと家で踊ろうの動画コラボだ。
彼が総理に提案した方策によって、内閣支持率が急降下した。もうこの政権はもたない、という声まで出ているそうだ。
検察官が辞任しても、残りの80%から別の人格破綻者が出てくる。
ここに100人の女性がいるとする。20%の女性は客観的に容姿端麗だ。だが、80%の女性はそれなりの容貌である。けっして美女ではない。
もうお分かりだろうか。80%の決して美女ではない女性のなかに良妻賢母がいる。残りの20%の容姿端麗な女性のなかに悪妻・愚妻がいる。
では経済の話をする。
全体の富を100とする。その富は、全体の20%の国民が80%を保有している。
国民の80%は、残りの富20%を共同で分配している。
どうやっても結果としてそのようになる。どんなに税制を工夫しても100%の富が国民すべてに行き渡ることはない。
必ず、この割合で不公平が生まれる。ここでも80-20の法則が生きるのだ。
独裁国家でも民主国家でも同じだ。イタリアのパレート先生は、なんとうまいことを証明したものだ。

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