バブル終焉、ジュリアナ東京の幕引き
- 高下 豊光

- 2021年9月8日
- 読了時間: 2分
普通の女子大生や会社員がド派手な衣装でお立ち台の上で踊り狂う。
バブル期を象徴する「ジュリアナ東京」は、平成3年に東京・芝浦に開店する。

後々までバブル期のアイコンとなっていたが、実はオープンした平成3年5月には、バブル経済は崩壊していたのだ。
株価はピークの半値近くまで下がり、地価もつるべ落としに下げていた。
「ジュリアナ東京」は、当時の日商岩井が、イギリス総合レジャー企業ウエンブリー傘下のジュリアナ社と提携して発足した世界最大規模のデイスコである。
総工費は15億円、総面積は1200㎡、総収容人数2,000人という大掛かりな施設であった。
このころ、男は、女性にぬかずくものという風潮が社会に広がっている。
食事担当の「めっしー君」やタクシーのような役目の「アッシー君」など、女にサービスする情けない若者がいたるところで出没していた。
銀座のティファニー本店前に長蛇の行列ができたのもこの日である。
世間の目を気にすることなく、誰はばかることもなく、女性が自己を表現する時代が到来しつつあった。
平成6年(1994年)8月31日に、3年と3ヶ月半で200万人を動員した「ジュリアナ東京」は、幕を下ろした。
結婚したくてもできない男性と、結婚はしたくない、仕事を続けたい女性が増加する。
以後、少子高齢化は静かに進行していく。

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