バカラ賭博と格闘した大王製紙会長
- 高下 豊光
- 2021年10月26日
- 読了時間: 2分
井川会長「バカラ賭博」で大金を熔かす
---名門企業社長の心の叫び

熔けるという言葉には、
取引口座を吹き飛ばす、あるいは破綻するという意味がある。その当人井川意高は、バカラとばくに乗り込んで会社の大王製紙に大穴を開けてしまったという。
熔ける--- 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録
井川意高著
双葉社刊行
ご存じ「バカラ賭博」で大金を熔かした名門企業社長の心の叫びである。「熔かす」というのは、投資金の損失を意味する有名な言葉だ。
私もFXで大金(あくまで個人レベルで)溶かしている。どのような驚愕なドラマが展開されるのか、わくわくしながら本を手にした。
106億円を競馬かギャンブルで失ってみたい。いやFXで稼ぎだしてみたい。
この井川社長であるが、マスコミ報道とはいささか違うようである。
例えば後半部には、ルポライター「佐野愼一氏」について苦言を呈しておられる。
この佐野氏は、維新の会を立ち上げた、元大阪府知事の橋本代表を貶めるような記事を週刊誌に連載して騒ぎになったことがある、極めて、要注意なルポライターである。
創業家の社長が賭博にハマって名門企業の屋台骨を揺らす、その額106億円だ。
書きようによっては面白いネタである。
しかし世間がさわぐようなおバカな事例でもなかった。それに子会社から借り出したお金については井川社長は完全返済しているのだ。
井川社長は、ギャンブルではなく、会社経営と同じ経済活動に取り組んでいたのだと思われる。なにしろ、損切りポイントを置いておけば大金を「熔かす」こともなかったのである。
特にギャンブル依存症には一読をおススメする。

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