ネットヒルズ族「与沢翼」の人生大逆転

ネットヒルズ族「与沢翼」六本木を追い出された秒速の経営者。

ネオヒルズ族とは、アフィリエイトなどのインターネットビジネスで億単位の年収を得る人のことである。

彼らは、家賃数百万円の六本木ヒルズに住んでいたことから、こう呼ばれるようになった

与沢翼は、このネオヒルズ族の代表格であり、テレビ出演したこともある。

まさに成金といった言動で、多くの敵を作ったことはよく知られている。

悠々自適な生活を過ごしていた与沢翼だが、2014年に会社のお金が無くなり、法人税を払う余裕がなくなって、破産・倒産の寸前の状態になったという。

しかし、そこからわずか数年で復活し、2019年10月時点では75億円以上の資産を有しているのだ。

凄過ぎる与沢翼の素顔と破産から完全復活した方法を追ってみたい。

与沢翼は、いわゆる落ちこぼれで、暴走族に加入し、高校をたった3日で辞めてしまった。

保護観察処分で鑑別所を出所後、暴走族仲間とは会わないようにしていたが、数年後に「引退集会に来てくれ」と頼まれ、仕方なく顔を出してしまった。それは、1000人規模の大きな集会だったため、共同危険行為違反の容疑で再び逮捕されて、19歳でまた鑑別所に送致される。

もともと頭が良かったのだろう。その後、大検に合格してわずか8ヶ月で早稲田大学社会科学部合格を果たしている。彼は、不良たちと仲良くしていたが、中学生の頃から商才を発揮し、転売やバイトの掛け持ちで、17歳の時にはなんと、700万円の貯金をしていたそうだ。

やがてその商才は、早稲田大学入学後に『東大起業サークルTNK・CREW』を立ち上げると開花するのだ。

「ファッションのネット通販会社設立」「ファッションの実店舗経営」「アフィリエイト会社経営」で、億単位の年収を稼ぐネオヒルズ族の一人となったのである。

だが杜撰な経営を続けていたので、自身が経営する『フリーエージェントスタイルホールディングス社』の資金繰りが苦しくなり、2013年8月の法人税を払えなくなってしまった。



やがて税金で痛い目に遭ったので、税金が安いシンガポールへの移住を果たし、そこでデイトレード、アフィリエイト、講演料、カジノで稼ぎ出した。

すると、あっという間に億単位の資産を形成し、見事に復活したのだ。

2017年8月5日放送の関西テレビ『ウラマヨ！』に出演した与沢翼は、資産43億で、2億5000万円の自宅に妻と息子の3人で生活している姿を公開した。

その後、与沢翼はドバイに移住し、現在はドバイでさらに成功しているという。

2019年10月放送のテレビ朝日系列『かみひとえ』では、世界一高いビル『ブルジュハリファ』に住み、2軒で6億円の家を購入し、不動産収入目的で40戸の不動産を所有して、高級外車に乗っていることが紹介された。

やがて、妻と子供のために、与沢翼が亡くなるか退職後に解約すると32億円の現金が一括で入る保険に加入し、すでに保険料5.2億円を一括で納付したそうだ。

与沢翼の生き方は、決して真似ができるものではない。真面目に学校へ通っているだけではとても無理だろう。

わが国のような学校秀才が高級官僚になる仕組みは、彼のようなはみ出し者を冷遇するばかりで、決して豊かな国にならないと思う。

与沢翼は、税務官僚に目を付けられ、法人税を一括で払い込むように無理難題を仕向けられていた。

同様の事例は、あのホリエモンに通じるものがある。

富裕層を狙い撃ちするような愚策を続けるのなら、個人の能力でお金持ちになれるような人は、日本からは誰一人いなくなる。それが健全といえるだろうか。

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