ドラッガーが評価「明治維新」の衝撃
- 高下 豊光
- 2021年9月14日
- 読了時間: 2分
経営に携わる人や経営者を目指す人々が、「ピーター・F・ドラッカー」(1909~2005年)について語る時、そこには必ずと言っていいほど敬意が含まれている。

GEやIBMなどの世界中で事業を展開する企業に大きな影響を与えたばかりか、戦後の政治家で国際社会に強い影響力を持ったサッチャー首相も、イギリス経済を立て直すためにドラッカー理論を参考にしたと言われる。
ヒトラーと思想的に対峙していた1930年代、日本の歴史を学んでいたドラッカーは「驚くべきものを見つけた」という。
「社会を蘇生させ、固有の文化を守り抜き、政治と経済の機能を取り戻すことに成功した明治維新という七〇年前の偉業」を称えている。
また、「吉田松陰の松下村塾で学んだ塾生をはじめ江戸末期に学問を修めた人たち全部が、この時代の世代が明治維新を起こすエネルギーとなった」と語っている。
明治維新はアジアで唯一成功した近代化への革命であって、そのために日本は植民地にならずにすみ、先進国として発展した。明治維新はすばらしかったという認識は、国民の間で、またアジアの民衆のあいだでも圧倒的多数派である。
彼は、明治維新の指導者に学ぶべきだと説いている。特に「福沢諭吉」の事績を評価する。
もとより、福沢諭吉を称賛する声は日本人にも多い。
「日本にも、渋沢栄一や大隈重信のように飛びぬけて偉い人物はいる。しかし、それよりも群を抜いて偉かったのは福沢先生ただ一人だ」と、憲政の神様と謳われた尾崎行雄でさえ手放しで称揚している。
日本の政治家たちは、特に明治時代の偉大な諸先輩に学んで欲しい。

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