トヨタ自動車誕生秘話「遙かなる走路」
- 高下 豊光
- 2021年10月8日
- 読了時間: 2分
トヨタ自動車誕生秘話
---「遙かなる走路」の感動
豊田喜一郎氏をモデルに、国産自動車に人生をかけた人々を描く。
感動の実話だ。最近、リメイクとして「リーダーズ」が公開されている。

国産車の普及なんて無理だと言われていた時代の物語だ。
この喜一郎は全身全霊をかけて自動車の開発を進めた。それは、何かに憑依されたようであった。 彼は、とにかく失敗を繰り返すのだ。トライ・アンド・エラーの積み重ねこそ彼の持ち味だ。
これは、起業家にとって最低限必要な資質である。本田技研も、京セラも同じだ。
ほんのわずかな進歩が計り難い喜びに変わるのは、数え切れない程の失敗を繰り返していることに他ならない。
さらに喜一郎は不屈の精神の持ち主である。彼は、自社の莫大な予算を用い果たした。
それでも、必ず成果を残さなければならないという責任感のもと、自動車の開発に貢献した。

その精神力の根源は、やっぱりバカでかい夢や、信頼して地獄までも付いてきてくれる家族や仲間の存在であった。
戦後、日本の自動車産業は、通産省の庇護のもとに国策とされ、発展を遂げてきた。
そして、その産業の基礎を作ったのは、賛同者を得られなかった豊田喜一郎の狂気であったと云える。見逃した人には激しくおススメ。。

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