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デフレ経済は人を殺す焼肉酒家えびす

  • 執筆者の写真: 高下 豊光
    高下 豊光
  • 2021年9月12日
  • 読了時間: 4分

「ユッケ集団食中毒事件」を覚えていますか?


食中毒が発生した「焼肉酒家えびす」は、1997年に富山県高岡市で創業した焼肉チェーンだ。

一皿100円の「豚バラ」や一皿280円の「和牛ユッケ」などの激安メニューで話題になり業績を拡大、ユッケ集団食中毒事件を起こした2011年の時点で富山県、石川県、福井県、神奈川県の4県で20店舗を経営していた。

2011年にユッケ集団食中毒事件が発生すると、「勘坂康弘」元社長は当初、事件の責任を卸売業者である「大和屋商店」に押し付けていた。

大和屋商店にも責任があるのは事実ではあるものの、自己弁護に走るような発言や、「生食用として市場に流通している牛肉はありません!」「法律で生食用というか普通の精肉をユッケとして出しているものを全て禁止すればいい!」などと、逆ギレのような発言をして批判を浴びた。

事件は、4人目の死者が出ると、一転して態度を変えて土下座し「必ず償います」と謝罪。この土下座に対しても「パフォーマンスだ」などと批判が集まった。

「勘坂康弘」元社長はその後、ユッケ集団食中毒事件によって「焼肉酒家えびす」が営業停止に追い込まれた事により、約13億2000万円という多額の借金を抱え、2012年4月27日に富山地裁に自己破産を申し立てている。

死亡した被害者は、富山県の「焼肉酒家えびす砺波店」で食事をした4名。犠牲者は、当時6歳の男児、当時14歳の少年、当時43歳の女性、当時70歳の女性である。

さらに、他の1人は福井県の「焼肉酒家えびす福井渕店」で食事をした当時6歳の男児である。

被害者のうち、焼肉酒家えびす砺波店での食事が原因で亡くなった14歳の少年は、富山県小矢部市の久保秀智さんの次男の大貴君で、その日は14歳の誕生日を祝うために家族で同店を訪れていたという。サッカーやボーイスカウトに熱心に取り組んでいた元気な少年であった。

同じく、焼肉酒家えびす砺波店で食事をして亡くなった女性2人は、富山県砺波市の小西政弘さんの妻(当時43歳)と、義母(当時70歳)でした。その日は長女の誕生日を祝うとために同店を訪れており、一時は長女と長男も意識不明の重体になった。

まず、チェーン展開する4県の店舗で食中毒被害者を出した「焼肉酒家えびす」は、事件が明るみになってから2日後の2011年4月29日に全店舗の営業自粛を発表した。

その後の同年5月頃、焼肉酒家えびすを経営するフーズ・フォーラス社は「巨額な賠償金を確保するため」という理由で管轄の金沢市保健所を訪れて営業再開を打診しますが、許可は下りず、資金繰りが悪化。同年6月8日には営業再開を断念し、役員を除く全社員90人を解雇している。同年7月8日には会社を解散して生産手続きへと移行し、「焼肉酒家えびす」も全店舗廃業となった。

続けて、「ユッケ集団食中毒事件」を引き起こした勘坂康弘元社長のその後について。

「勘坂康弘」元社長はその後、フーズ・フォーラス社解散後に妻と離婚し、被害者への対応は清算人に丸投げして知人の経営する飲食店でアルバイトをして生活していた。おそらく、生きた心地はしなかっただろう。

そして、ユッケ集団食中毒事件発生から5年後の2016年2月15日、警視庁、富山県警、神奈川県警の合同捜査本部は、勘坂康弘元社長と大和屋商店の元役員の2名を業務上過失致死傷容疑で書類送検するが、富山地検は同月19日に嫌疑不充分を理由に2人を不起訴処分とした。

被害者遺族らはこの不起訴処分を不服として富山検察に審査を申し立て、2019年7月8日にそれが認められ不起訴不当の議決が下される。

しかし2020年10月7日に、富山地検は改めて嫌疑不十分を理由に不起訴処分の決定を下している。

「ユッケ集団食中毒事件」は、2020年に警察による捜査が終了し、民事裁判でも2017年に和解が成立した事で一応の決着がついている、被害者らは現在も後遺症の不安などで苦しみ続けているようだ。

1996年に大阪府堺市で発生した大腸菌「O-157」による集団食中毒の被害者となった当時小学校1年生だった女性が、それから19年後の25歳の時にこの食中毒の後遺症によって「腎血管性高血圧」という病気にかかり、命を落とした事が報じられた。不気味な話だ。

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