シェイクスピアの金融リテラシー
- 高下 豊光
- 2021年12月2日
- 読了時間: 2分
シェイクスピアの経済的成功に学ぶ

彼は、単なる劇作家ではなかった。
稼いだお金で王家に次ぐ2番目に大きな家を買った。
彼は、現代人のように、明確に起業家としての意識を持ち、他の劇作家の常識を超えた存在だった。
例えば、当時の劇作家は、買い取りの形で原稿を劇団に売っていた。そのため彼らは生活苦にあえいでいた。
シェイクスピアはどうしたか。
劇団の株を買い、劇団収入を得ていたのだ。
驚くべきことに、その"成功哲学"は現在の「マーフィ博士の理論」と似通っているのだ。
では、共通する項目を挙げてみる。
1.成功したいという強い欲望を持つこと。
2.常に感謝の気持ちを持つこと。
3.マイナスの感情をプラスに転化すること。
4.金銭は貯め込むのではなく、流通させるという思想を持つこと。
5.宗教的な争いを敬遠し、すべての宗派を統合する思想を持つこと。
シェイクスピアの成功哲学は、マーフィ博士の理論と共通点があると書いた。
彼の幼年期はお金持ちの父親のおかげで随分と恵まれていたのだが、その父親が破たんしたせいで、
彼は貧乏のどん底に投げ落とされたのだ。
そのために、彼はお金儲けを第一の人生の目的としたのだと云えよう。
その哲学をぜひとも身に着けたいと私は考える。
わが国の高校教育でやっと金融の指導が開始される。
遅きに失したというべきだ。だが行わないよりは余程良い。
日本人の金融リテラシ―は、世界的に見ても怖ろしく低いままである。
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