ゴッホと寝た男、もう一人のバブル紳士
- 高下 豊光

- 2021年9月20日
- 読了時間: 2分
ここに登場する有名な経営者がいた。斎藤了英・大昭和製紙名誉会長である。
1990年(平成2年)5月、斎藤名誉会長は、ニューヨークのオークションでゴッホの「医師ガシェの肖像」を史上最高額8250万ドル当時のレートで約126億円で落札した。

それだけではなかった。その数日後、今度はルノワール「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」を7810万ドル(約120億円)で落札する。
世界的な価値がある名画をジャパン・マネーがいとも簡単に買い漁っていく。
欧米から非難の声が上がったのは言うまでもなかった。
「なんと、日本人は文化財の保護という人類共通の権利と義務を知らないようだ」
その欧米からの非難よりも、バブル経済崩壊の大津波が大昭和製紙を襲ったのである。
その前には一連のゼネコン汚職で斎藤了英氏は逮捕された。さらに有罪。いつしか、世間からは「名画」を話題にする人たちはいなくなった。
では、なぜ欧米から非難を浴びたのだろうか。
それがこの斎藤了英氏の言葉である。
「わしが死んだら、いっしょに棺に入れて焼いてくれ」であった。
私が思うのに、斎藤了英氏の真意が欧米人に正しく伝わらなかったのだろう。
彼とて、ゴッホやルノワールの代表作品は個人が私有すべき文化財だとは考えていなかったに違いない。
その後、この名画は銀行の共同担保となり、米国の収集家との間で取引が成立している。
斎藤了英氏は、1996年(平成8年)3月に死去された。享年79歳、波乱万丈の生涯を終えた。

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