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グーグル・ファーウエイ技術革新の衝撃

  • 執筆者の写真: 高下 豊光
    高下 豊光
  • 2021年11月30日
  • 読了時間: 3分

グーグルのスマートカー構想が現実味を帯びている。


エンジンを始動させると、それまでの運転履歴と現在のデータから、行き先を予測し、交通渋滞などを回避できる最適ルートを提案する車が開発されている。

中国のファーウエイも研究中だ。

この分野でも日本は立ち遅れているのではあるまいか。


自動車メーカーの米Ford Motor社は11日(米国時間)、米Google社の開発者カンファレンス『Google I/O』において、両社の提携について発表した。

米Google社による優れた『Prediction API』を利用して、ドライバーのそれまでの走行内容を分析して行き先等を判断する自動車を開発しているという。

自動車業界では、ソフトウェアがより多くのタスクを引き受けるようになってきているが、今回の提携は、自動車業界がシリコンバレーと手を組んだ最新の例だという。

米Microsoft社、米Cisco社、米IBM社が新しい自動車向けの技術を開発し、新たな市場を開拓していることからも、自動車部門に対するハイテク業界の関心が高まっていることがよくわかる。


中国のファーウエイは、10月28日、新たなスマートデバイスのティザー動画を公開している。

この新端末もMate 40と同様に“グーグルなし”であることに注目が集まっているという。


同社は今、さらに大きな戦略変更を行おうとしている。日本の姿勢も気になるところだ。

新端末は、車に搭載可能なスマートディスプレイで、ファーウェイの独自OS「HarmonyOS」やコネクテッドカープラットフォーム「HiCar」に対応している。

HiCarは、グーグルの「アンドロイドオート(Android Auto)」を置き換えるサービスであり、本格的なスマートカーデバイスとしての利用が期待される。

「我々は、全ての車でHiCarがもたらす素晴らしい体験を楽しめるようになることを期待している」と、ファーウェイのコンシューマー向けプロダクト責任者のRichard Yuは述べている。

HiCarをアンドロイドオートの模倣と思うのは大きな間違いであり、HiCarの方が格段に革新的だ。


ファーウェイは、スマートカー市場のポテンシャルを理解している。さらに、同社の母国である中国は、世界最大のスマートカー市場だ。

ファーウェイのインテリジェント・オートモーティブ・ソリューション事業部は、HiCarの提供を通じて自動車ビジネスに進出し、将来的に車とクラウドを繋げる「Internet of Vehicles(車のインターネット)」を消費者や自動車メーカーに提供しようと考えている。

これが実現すれば、ユーザーはスマートフォンと車を連動させて音楽や地図、メールなどにアクセスすることが可能になる。 このようなプラットフォームは、車両に搭載されたシステムやセンサーとも統合され、フリートマネジメントや車両診断といったデジタルサービスも提供できるようになる。

自動車メーカー約20社がパートナーに加盟し、アプリ数は30に上る。ファーウェイ製品とファーウェイ対応の周辺機器をつなぐHiCarは、同社が掲げる“シームレスなAI生活”において中核的な役割を果たすという。

トランプ前大統領が、ファーウェイを米国から締め出そうとしたことは記憶に新しい。

だが、いまや、中国なしで生活が成り立たないことも確かである。

 
 
 

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