top of page
  • Google+ Social Icon
  • Twitter Social Icon
  • LinkedIn Social Icon
  • Facebook Social Icon
検索

イージス艦機密漏洩事件の憂鬱

  • 執筆者の写真: 高下 豊光
    高下 豊光
  • 2021年9月8日
  • 読了時間: 3分

ある中国人女性が自衛隊員と結婚して、その夫を通してイージス艦の機密情報を中国に持ち出したという産業スパイ事件だ。


ree

イージス艦とは、自衛隊の船舶の名称である。 「イージス」というのは、ギリシャ神話に出てくる最高神ゼウスが与えた万能の盾の名前だ。最先端技術が搭載された船で、飛んで来るミサイルを、360度、154発同時に捉えて追跡することができるのだ。


そしてそのミサイルを迎撃する。これが500キロメートル離れた所でも可能だ。


横須賀にある船から秋田県沖を飛んでいるミサイルを正確に打ち落とすことができるということである。まさに「神の盾(神が与えた万能の盾)」という名前にふさわしい能力ではないだろうか。建造するための費用は1隻でほぼ2000億円弱かかるという。


もちろんイージス艦といえども弱点はある。その弱点が知られては困るので、情報は国家の最高機密だ。ところがこの情報が、中国に取られてしまったのである。それも、中国人妻がいる現役自衛官からだ。米国の怒りはいかほどであったか、容易に想像できる。


ある時、ある中国人女性が逮捕される。その女性は中国からの密入国を繰り返していて、日本にいる間に窃盗犯として逮捕されたこともある。

それで強制退去処分にあっていたのだが、再び日本に密入国して横浜の中華街で働いていた。そしてその時に、ある知人から紹介されて、自衛官の男性と付き合い始める。それで2人は結婚したのだ。自衛隊の上官は、この中国人女性が危険人物だと知らなかったと思われる。日本はスパイ天国だ。それは、世界では常識である。


女性は妊娠する。そして妊娠したことを説明すれば、日本人の国籍が手に入ると考えた。それで自分で入国管理局に行くのだ。

実際は、オーバーステイ、つまりビザの更新時期が3カ月も過ぎていたという理由で逆に逮捕されてしまった。それで警察が女性の家を調べていたら、自宅のパソコンからイージス艦情報が発見された、というわけだ。お粗末な話である。米国関係者は、激怒したという。


もともとイージス艦は、アメリカが開発した戦艦である。だから情報が中国に渡れば、アメリカにとっても大変な危機となる。この事件が発覚して、アメリカもかなり激怒した。夫の自衛官はイージス艦の乗組員である。ただ、エンジン担当だったので、機密情報に触れられるような立場にはなかった。


では、どうやってこの情報を手に入れたのかを調べてみると、情報を渡したのはプログラム担当の自衛官であった。ここに何人かの自衛官が関わっていて、最終的には隊員3人が懲戒免職、17人が6日以上の停職処分を受けるのだ。そして当時の海上幕僚長、つまり海上自衛隊のトップも責任をとって辞任する。


これだけの人数の自衛官がなぜ協力者になったのか。どれだけのお金が支払われたのか。あるいはどれだけの情報が流れてしまったのか。よく分かっていない。ちなみにこの女性は、事件の後に国外追放になったのだが、しばらくしてまた横浜中華街にいるのが発見される。他人名義のパスポートを使って不法入国していたらしい。


つまり、訓練されたスパイが市中で普通に生活しているのだ。この女性は、中国の情報機関で訓練を受けたスパイなのであった。 そして情報機関の日本で活動する拠点は、横浜中華街にあったのだ。そもそも結婚も仕組まれたものであって、計画的に情報を盗んだのだと思われるのだ。


日本はスパイ天国だという。やれやれ。


ree

アーリーバードのホームページへどうぞ。

優位性のあるEAを無料で紹介します。

そのダブルスチール投資法は、こちらから⇒earlybird65.jimdo.com

証拠金以外は無料です。ぜひ、あなたの資産形成に役立てて下さい。

 
 
 

コメント


  • Grey Google+ Icon
  • Grey Twitter Icon
  • Grey LinkedIn Icon
  • Grey Facebook Icon

© 2023 著作権表示の例 - Wix.com で作成されたホームページです。

bottom of page