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アマゾンは"モノタロウ"を駆逐するか

  • 執筆者の写真: 高下 豊光
    高下 豊光
  • 2022年2月13日
  • 読了時間: 2分

工具や電気設備資材、メンテナンス用品など、「プロ向け資材」の業界には高収益の企業が多い。


一見すると単なるコモディティ商品に見えるが、ちょっとした工夫で比較的大きな付加価値を得ることができる興味深い業種である。


だが、安定成長を続けてきたこの業界にも「黒船」が到来しようとしている。




その理由は、アマゾンが法人向けサービス「Amazon Business(アマゾンビジネス)」を日本でスタートしたからである。

このビジネスは、2015年に本場米国でスタートした。その直後から日毎に普及していった。今では、工具や資材の調達はアマゾンビジネスで賄うことが常識となっている。

実は、日本でもネットで購入するという消費者は決して少なくはない。その代表が「モノタロウ」である。

同社は、もともと米国のプロ向け製品の販売会社「グレインジャー」の子会社だ。また住友商事との関係が深い。

国内での先発企業として、モノタロウは揺るぎない地位を築いているように見える。

ところが現実に油断できる話ではない。それは、中国産品の動向である。中国メーカーは、安い労働力を武器に安価な製品をアマゾンに大量に卸している。

これは、長年わが国が育ててきた住宅産業の縦割りヒエラルキーを破壊する恐れがある。消費者が工務店の指図を受けることなく、ネットで自由に購入できるように変わっていくだろう。

我が日本でもアマゾンビジネスは常識になっていくだろう。消費行動は様変わりしていくだろう。

建設資材や園芸用品もスマホで買うことが当然になる日がすぐそこまで来ている。

 
 
 

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