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「蟹工船」は、現実の日本で起きている

  • 執筆者の写真: 高下 豊光
    高下 豊光
  • 2021年9月13日
  • 読了時間: 2分

『蟹工船』(かにこうせん)は、文芸誌『戦旗』で1929年(昭和4年)に発表された小林多喜二の小説である。


いわゆるプロレタリア文学の代表作とされ、国際的評価も高く、いくつかの言語に翻訳されて出版されている。


1929年3月30日に完成し、『戦旗』5月号・6月号に発表。「昭和4(1929)年上半期の最高傑作」と評された。


『蟹工船』の初出となった『戦旗』では検閲に配慮し、全体に伏字があった。6月号の編が新聞紙法に抵触したかどで発売頒布禁止処分。1930年7月、小林は『蟹工船』で不敬罪の追起訴となる。


戦後1968年、ほぼ完全な内容を収めた『定本 小林多喜二全集』(新日本出版社)が刊行された。

蟹工船での仕事は、海で蟹を取り、それをそのまま船の中で加工までしてしまうという内容である。

蟹を日本の港まで運び、工場で加工するのが一般的だ。この方法では運搬中に蟹が腐ってしまう。それなら、船の中で加工までしてしまえばいいとして考えられたのが、蟹工船であった。

この船の乗り組み員は、そのほとんどがお金に困っている人たちだ。田舎に住んでいて働き場所がない、借金で首が回らない、そんな人間ばかりが集められる。彼らは蟹工船に乗るしか生きる道がないような人たちばかりである。しかし、この船の労働環境は劣悪そのもの。毎日毎日16時間以上も働かせられ、休みの日はなく、風呂も入れないという。

そして、体調が悪くなっても休むこともできない。

この光景は、力あるものに搾取される資本主義の構図を表しているという。

上にいる人はぼろ儲けで、底辺にいる人たちは命を削ってまでも働かせられ……。

働けども、働けども、儲かったお金が労働者に還元されることはない。そんなある時ついに、この労働に耐えられなくなった乗り組み員がストライキを起こすことになるのだ。

蟹工船は、酷使される貧しい労働者達が群像として描かれている。蟹工船「博光丸」のモデルになった船は実際に北洋工船蟹漁に従事していた博愛丸(元病院船)である。

作品は、「蟹工船」がモデルだが、虚構ではない。現実である。日本にもこのような時代があったのだ。


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