ウルトラマンという名のプロパガンダ
- 高下 豊光
- 2021年11月23日
- 読了時間: 2分

このロボット物語は、日本人の原爆アレルギーを払拭させるために製作された。 科学技術万能主義への反発という点では、「ゲゲゲの鬼太郎」と似通っている。 1966年7月、円谷英二による特撮ドラマが登場する。それが怪獣や宇宙人と闘ってくれるヒーローであった。
子供たちのヒーローの名は「ウルトラマン」である。 怪獣や宇宙人の襲来は、核兵器・放射能に起因する場合がやたらと多い。
私が少年の頃好きだったのは、第2話の「バルタン星人」である。このバルタン星は、人類の核実験によって破壊されるのだ。その星で生き残ったバルタン星人は、居住地を求めて地球にやってくる。 ウルトラマンは、彼らをやっつけてしまう。本来の加害者は人類だったのだが、それを考える子供たちはいなかった。第4話の「ラゴン」に至っては、原爆を身体にぶら下げて日本に上陸するのである。 このドラマは、米国CIAが背後から主導したプロパガンダだったのだろう。もちろん、狙いは日本人の反原爆・反米を払拭することにあった。こうして、1960年代に鉄腕アトムやウルトラマンを観て成長した日本人から、反米・反原子力は育ちようがなかった。 考えても見て欲しい。日本テレビ放送網は、CIAが資金を提供し、CIAエージェントの「正力松太郎」氏が設立したテレビ局である。日本テレビは、「原発は、日本の未来に絶対不可欠という世論」を醸成したのである。 産軍複合体の米国は、日本人社会に蔓延する核アレルギーに頭を悩ませていた。 だからこそ、「ラゴン」は、「ウルトラマン=米国」によって排除されなければならなかった。 当時、発展途上国であった中国人民は、バルタン星人と同じように「地球=日本列島」をめざして押し寄せる難民と規定された。その難民はウルトラマン=米国によって排除されなけれなならなかった。 それは、中国=共産主義国家を排除するといった命題が「ウルトラマン=米国第7艦隊」に託されていたのだ。 現在でも、プロパガンダはハリウッド映画によって行われている。
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