F・サガン、破産よこんにちは
- 高下 豊光
- 2021年9月21日
- 読了時間: 2分
(1935-2004)カジャルク生れ。19歳の夏に、処女小説『悲しみよ こんにちは』が批評家賞を受け、一躍フランス文壇の寵児になる。
浪費癖がもたらした破天荒人生、フランソワーズ・サガンの失敗。

その感性をモーリヤックは「魅力的な小悪魔」と絶賛。1957年自動車事故で九死に一生を得る。1978年に来日。小説、戯曲と著書多数。
フランソワーズ・サガン、本名はフランソワーズ・コワレ。ペンネームは、マルセル・プルーストの小説『失われた時を求めて』の登場人物 "Princesse de Sagan" から取られた。
18歳で執筆した処女作「悲しみよこんにちは」が世界的なベストセラーになり、一躍時の人になった。
莫大な金銭を得た人物にありがちなことであるが、たちの悪い取り巻きに囲まれて生活し、薬物(鎮痛剤・コカイン・モルヒネ・覚せい剤の一種のアンフェタミンなど)やアルコールに溺れただけでなく、ドーヴィルに繰り出すなど生涯を通じ過度の浪費癖やギャンブル癖も直らず、数百億円も稼いだのに晩年には生活が困窮する。
このような破天荒な生活を続けていたため前科もあり、コカイン所持で逮捕されたり、脱税で起訴をされたりした。バイセクシャルでもあり、夫以外にも男女両方の愛人を持っていた。
それゆえ、国内外のゴシップ誌にスキャンダルを書き立てられることも多く、芸能人顔負けのゴシップクイーンでもあったという。
晩年のおよそ12年間は、浪費が収まらず、預金などを差し押さえられて生活の困窮をきたし、また薬物中毒の後遺症に苦しむ心身になっていた。
2002年2月の脱税事件「エルフ事件」の影響もあって、多額の罰金や追徴課税を支払う羽目になり、パリ市内のユニヴェルシテ通りの家から、オルセー河岸通りの小さめの部屋へ、それからリール通り73番地へとパリ7区内を転々とする。
生涯年収は、300億円以上というが、晩年は破産し、オンフルールの病院で心臓疾患のため69歳で死去した。

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