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Do it Now!トム・モナハンの挑戦

  • 執筆者の写真: 高下 豊光
    高下 豊光
  • 2021年12月29日
  • 読了時間: 2分

トム・モナハンは、わずか500ドルで始めた1軒のピザショップを世界最大の宅配ピザ会社に成長させた。


ドミノ・ピザの本社は、ミシガン州アナーバーにある。

1960年、アメリカのミシガン州イプシランティの学生街にあった「ドミニックス・ピッツァ」という小さなピザショップ。




このピザショップを創業者のトーマス・S・モナハンが500ドルで買収した。これが、ドミノ・ピザの始まりである。

しかし、彼はピザの作り方に精通していたわけでもレストランの経営に長けていたわけでもなかった。一年足らずで店の経営を兄弟のジェームスに任せ退くが、店から離れた車を持たない学生が多く住むイースタン・ミシガン大学の学生に宅配するアイデアを思いつき、現在の母音で終わりイタリア的な響きのドミノピザの店名で再度参入し、これがヒットした。

「手作りならではの味を食卓へ届ける」、「30分を超えた場合は無料」というシステムが、アメリカで多くの支持を集めた。このシステムは、アメリカだけでなく、アジアやヨーロッパ、オーストラリアなど、世界中で親しまれていた(ただし、セントルイスで起こった配達員の信号無視による死亡事故により、現在はこの施策は撤廃されている)。

創業者の「トム・モナハン」は、幼くして父親を亡くし孤児院をたらい回しにされていたという。そんな彼は「いつか金持ちになってやる」と心に誓っていた。ドミノ社を創立する以前から具体的に頭の中に鮮明に描いていた。彼の口癖は「Do it now !」である。

社員の意識改革に一貫して発言することがある。「やる気になったらその瞬間が勝負である。先延ばしをしたら決心がグラついてせっかくのチャンスも逃してしまう。肝心なことは第一歩を踏み出すことである」と。

2004年の設立40年後には「ドミノピザ」は全世界に7000店舗、毎年40億ドル(≒4000億円)を 売り上げる大企業に成長したのである。そしてそれを可能にしたものは、他ならぬモナハン自身が言っている「『30分以内にデリバリーできなければ代金無料』であった。

この売り文句こそがドミノ社ビジネスの成長に大きく貢献したのだ。

 
 
 

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