養殖サンゴの移植・産卵に人生を賭けた狂気の人がいた
- 高下 豊光
- 2020年9月5日
- 読了時間: 2分
2010年製作/日本 配給:ショウゲート
監督:李闘士男
出演:岡村隆史、松雪泰子、原田美枝子、國村隼ほか

故郷・沖縄で仲良く暮らす健司と由莉の夫婦は、気楽にはじめた飲食業で大成功を収める。
しかし、沖縄のサンゴ礁が死滅しつつあることを知った健司は、店を閉め、サンゴの養殖に人生の全てを賭けるのだ。
世界で初めてサンゴの移植産卵に成功するという快挙を成し遂げた、金城浩二氏の実話を基に描く感動作。
サンゴの再生に尽力する夫を信じて支え続け、ついにその奇跡を実現させた夫婦の10年にわたる愛ときずなに迫る。
岡村隆史が、お笑い芸人としての顔を封印し、体当たりの演技で初の父親を熱演した。
妻役の松雪泰子と共に魅力的な夫婦を演じている。二人が織り成す心温まる実話が、観る者に勇気をくれる。
幼いころから海の生物が大好きだった健司(岡村隆史)は、幼なじみの由莉(松雪泰子)と結婚するために故郷の沖縄に戻って来る。
母(原田美枝子)の猛烈な反対を押し切ってのゴールインだったが子宝にも恵まれ、自分で始めたレストラン事業もようやくうまくいき始めていた。
そんな折り、突然健司は店をやめてサンゴを再生すると宣言する。
それは、あまりにも無謀な選択だった。。
実現は、とうてい不可能と思われたのだが--
本当に、あきらめなければ夢に近づけるというのは本当なのだ。
養殖サンゴの産卵に成功し、大学の研究者に対しても、自信を持って堂々としていられる。
実際に行動する者こそ夢を実現させるのだ。
こうありたいという強いヴィジョンに立ち向かって行く力が、周囲の心を動かすのである。
付け加えると、沖縄の自然の描写は美しい。
心を洗われる。見逃した人には激しくおススメ。。
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