車内は40°以上か。殺人罪ではないのか。
- 高下 豊光

- 2020年9月15日
- 読了時間: 2分
高松市で女児2人が乗用車内に長時間放置され死亡した事件で、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された母親の竹内麻理亜容疑者(26)が2人の遺体と対面できるよう、高松地裁が勾留の一時執行停止を認めていたことが11日、捜査関係者への取材で判明した。勾留の一時執行停止は容疑者本人の入院や、近親者の葬儀などで許可されることがあるが、容疑者と被害者の関係では珍しいという。

竹内容疑者は2日午後9時ごろから3日午後0時40分ごろまで、市内の駐車場に止めた車に、長女の真友理(まゆり)ちゃん(6)と次女の友理恵ちゃん(3)を置き去りにし、熱中症とみられる症状で死亡させたとして4日に逮捕された。
高松地検は5日、竹内容疑者の10日間の勾留を申請し認められたが、捜査関係者によると竹内容疑者側が対面を求めたため、7日に勾留停止を要請。地裁が同日付で3時間の勾留停止を認めた。竹内容疑者は弁護士の付き添いで、葬儀後に姉妹の遺体と対面したという。
日弁連刑事弁護センター副委員長の田岡直博弁護士(43)=香川県弁護士会=は「容疑者が被害者の遺体と対面するという理由で、しかも証拠がそろっていない捜査初期段階で一時執行停止が認められるのは珍しい。葬儀後の人の少ない状況で短時間という条件ならば、逃亡や証拠隠滅の恐れがないと判断したのではないか」と話している。
これまでの調べで、竹内容疑者は2日夜に市内の実家から駐車場に行き、車内に姉妹を残したまま飲食店3軒で飲酒。3軒目で知人男性と合流し、3日昼ごろまでこの男性宅にいたとみられる。捜査関係者によると、同居する夫も実家の家族も、当日、竹内容疑者が飲みに行っていたことは知らなかったという。
母親は、BMWに姉妹を放置する常習者だったようだ。数年前に、大阪でマンションの一室に鍵をかけ、愛人と旅行に出かけ、幼児を餓死させた事件があった。今回の事件も、この母親は頭がおかしいか、精神を病んでいたのか、およそまともではない。
炎天下に停めた車に姉妹を放置して15時間も離れるとは正気の沙汰ではない。死ぬかもしれない、とは思わなかったのだろうか。まったく不思議だ。野生の動物以下の振る舞いだ。車内は室温が上がり、相当に苦しかっただろうと思う。







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