身を亡ぼす、身の程知らず・天狗になった大根俳優
- 高下 豊光
- 2020年9月10日
- 読了時間: 1分
教師びんびん物語、「野村宏伸」をご記憶だろうか。

悪くはない顔だ。
だが、彼は"大根"のくせに身の程知らずであった。
1984年、映画「メインテーマ」に抜擢され、薬師丸ひろ子の相手役を務めた。
アカデミー賞新人俳優賞を射止めて順風満帆の船出であった。
さらに田原俊彦「教師びんびん物語」の榎本役をこなす。
この榎本役で彼はブレイクするのだ。この時の月収は最高で6,000万円を記録した。
まだ20代なのだ。信じられるだろうか。
『オレには脇役は似合わない、次は主役じゃなきゃ』
彼の態度は、やたらにデカくなっていった。
主役がこなければ鼻から辞退した。
そして当然の結果だが、出演依頼が無くなっていく。
「野村宏伸」、彼が事務所から干されるのは時間の問題であった。
こうして40歳でプータローになってしまう。
もう彼の出番は「しくじり先生」だけになった。。
Comments