肌で感じる「ボヘミアン・ラプソディ」の感動
- 高下 豊光
- 2020年9月5日
- 読了時間: 2分
肌で感じる「フレディ・マーキュリー」
---「ボヘミアン・ラプソディ」の感動
"映画史に残るラスト21分"

伝説的ロックバンドのクイーンを知っていますか。
メンバーの中でも、圧倒的なパフォーマンスと楽曲で観衆を魅了したフレディ・マーキュリーに焦点を当てた作品だ。
「映画史に残るラスト21分」という触れ込みはダテではなく、その「ラストのために」積み立てた物語こそが相乗的に感動を増幅させてくれる。
フレディ・マーキュリーの今までの苦悩と想いがラストで昇華され、それを観客として観届けることができる、これほどの感動はないだろう。
もちろん、それは出演者本人が憑依したかのような熱演と、省略しすぎない堅実な演出があってこそでもある。
クイーンに詳しくなくても問題なく楽しめる、全ての人にオススメできる内容になっている。

そして、日本では4週連続で前週の興行収入を上回るという特大ヒットを記録した。
間違いなく映画館で観てこそ真の感動がある作品であり、かつ長く愛される音楽映画になっている。
ブライアン役のグウィリム・リーは「全員が死に物狂いで楽器を習得した。演奏する手元のアップも自分たちで演じた。すごく満足しているよ」と明かしている。
ロジャー役のベン・ハーディは「生まれてから一度もドラムを叩いたことなんかなかったのに、オーディションでできると言ってしまった」という逸話ものべている。
演奏の姿をビデオに撮るように言われ、慌てて練習して合格し、そこから毎日10時間の本格的なレッスンを受けたそうだ。
本物のクイーンと見違えるほどである。
見逃した人には激しくおススメ。。
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